大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
昨日の傘立てで思い出しました。
その昔、私の実家が家を建てる時のことです。
分譲中の宅地を購入し、そこへ注文住宅を建てる予定だったんです。
注文住宅ではありましたが、土地を分譲している会社が大手工務店だったので購入者のほとんどはそこの工務店に依頼するという形だったと思います。
小姑のひとりはガス会社に勤めてました。
だから、我が家も店もそこのガス会社から供給してもらっていました。
自宅で店の経理をやりたい放題していた小姑が、突拍子もないことを言い出したのでした。
私の実家が新築するなら「当然ガス会社は小姑の勤めるところでしょ!」
先々の展開が目に浮かんで目眩がしました。
この事務員小姑は言い出したら、気が収まらないと収拾がつかないタイプです。
私の実家といえど、他人の家の事になんでそんなことまで決めつける権利があるんですか!
当時だってオール電化もあったし、ガス会社もいろいろあるのに、です。
それでも波風を立てたくなかった私は「(実家の意向を)聞いてみるね」とだけ答えておきました。
少し時間稼ぎをして上手な断り方を模索しようと思ったのと、間髪入れずに断れば怒り狂うかもしれないと想像出来たたからです。
実家に聞いてみたところ、
案の定、分譲先の工務店で建てるから付帯施設もすべて一括して任せたいとのこと。
それはそうだと思います。
でも、私が遠回しとはいえ、ガス会社の話を持ち出したことで実母は察するところがあったようで、いつまでも心配していました。
「身内だと安くなるかもしれないから、どうするか聞いてみただけだよ。」とは言ってみても、嫁の実家まで社員特典があるなんて聞いたことありませんからね。
余計な面倒をかけてしまいました。
私は一週間くらい間をおいてから、分譲会社が工務店でそこで全部やるらしいとかなんとか取り繕って断ろうと思ってました。
だいたい、ろくに実家に帰してもらえないのにガス会社云々ってめんどくさいことをよく言えたものです。図々しいったらありゃしない。
ところが、一週間経たずして事務員小姑が聞いて来ました。
いいえ、聞いたのではなく、「ガス、決まったんだよね。」
は?
私は唖然としたものの、ここはハッキリさせないといけないと思い、工務店に任せるみたいだと事情を説明しました。
みるみる事務員小姑の顔色が変わり、気色ばんで「どういうこと!?」と言い放ちました。
そこからは言った言わないの水掛論です。
誰がいつ決めたんだよ!?
どうしたら人の実家にそこまで首を突っ込めるのか
神経疑うわ!!
つづきます。

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