大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
ついに大バトルが勃発しました。
女がふたりも家にいると、やっぱりろくなことがないです。
家にいるといっても私はフルタイムで会社へ行ってるわけですが、なんせ今までが超長時間労働で帰宅は遅く義母とはすれ違いの生活でしたからね。
そんなすれ違い&意識して避ける生活でも不満はテンコ盛りだったのに、普通の生活スタイルになったら..、避けても避けきれないんです。
店じまいから何日?
毎日、必ずイラッとしたことがあるんです。今まで接点が少なくて気づかなかったり、忙しくてそれどころじゃなかったりしてた分、余計に目に付いてしまうのかもしれません。
ずっと前から、義母が庭の手入れもしないのに好き勝手にあれこれ植えるのを苦々しく思ってました。
私はといえば、休みの度に草抜きに追われ、芝刈りをして一日が終ってしまいます。
銀行回りや帳簿つけもあるので、日頃の手抜きがたたってやることは山の様。掃除したいところ全部には手が回りません。
私が花ひとつ自由に植えてない庭の手入れを、義母が植えっぱなしで放置した庭木や花苗の片付けをなぜ私がやらなければいけないのですか?
放置していれば、それはそれは見事な荒れ具合です。
店をやめたおかげで、マザオも庭仕事をやってくれるようです。
さっそく、義母が思いつきで適当に植えたと思われる木を剪定しました。
ド素人なので剪定というのはおこがましいですが、ぼさぼさの枝がすっきりしました。
一仕事終えて、マザオは所用で出掛けていきました。
私は、もう一仕事と思って庭で作業していると出掛けていた義母が帰ってきました。
さっぱりした庭に入ってきた義母の顔は険しく、辺りをギロッと見回して放った第一声!
「この木も切っちゃった!!」
文字だと感情が伝わらないかもしれませんが、その声は「ガッカリ」よりも「なんてことしたの」の心の声を含んでました。
切っちゃったと言われてもねえ!
枝切っただけだし!!
だいたい切ったのはマザオだし!!
それにこの木はどんな名木なんだよ、ただの雑木でしょうが!!
ボサボサ頭のルンペンをきれいに散髪してあげたようなもんです。
昔の私なら・・・
まず、こんなに勝手に木を切りまくった庭にひとりではいられないので。(笑)
だいぶ古株の貫禄が出てきました!?
そういってもドキドキ鼓動の早まる心臓を大丈夫大丈夫と念じながら、なんとか完全無視を貫きました。
独り言?それとも私の背中に語りかけてる?
義母の嘆き?文句?言いがかり!は続きます。
私は手早く庭仕事にキリをつけて、物置の戸をバンッと力任せに閉めてから自室へ戻りました。無言の抗議です。こんな感じで庭仕事を終了したのでシャワーは浴びれず(浴室が義母のダイニングの向こう側にあるので)、タオルを濡らして身体を拭きました。最悪です!
翌朝、庭の木に手紙が貼ってありました。
葉っぱに手紙!!
これは欲しいから切るなという手紙!!
見回したら、他にも白い紙があちこちに貼ってあるではありませんか。
カーッと頭に血が上るのがわかりました。
ダサいレイアウトの庭の雑木が原因でバトルのゴングが鳴りました。

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