大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
湿度の高い蒸し暑さが苦手です。
寒さと暑さ、どちらが嫌いかと問われれば、「暑さ」と即答しています。
湿度が高いと体調も思わしくないように感じてます。
そんなこと言いながら冬になると寒いを連発してますが。
義母がこの家にいた頃は室内ドア開放厳禁でした。
同じ空間にいるだけでも嫌なのに、ボロキッチン部屋にいながら目の端に姿が入るなんてありえないことです。ドアを閉めていても筒抜けの声も最悪でした。
蒸し暑い日に廊下へ出ると一瞬だけひんやりと感じます。
日が差し込まない廊下は吹き抜けから風が通るせいか熱気がこもりません。
ドアを開け放ったら閉め切っているより涼しいに決まってます。
少し前までは義母の部屋が見えることに引っかかりを感じていた私ですが、少しずつ薄らいできています。
すべての室内ドアを開け放つと風が通り抜けていきます。
普通は玄関でスリッパを履くのでしょうけど、今まではボロキッチン部屋に置いてあるので部屋まではスリッパなしでした。
習慣って恐ろしいですね、今だに部屋でスリッパを脱いでしまう癖が抜けません。
何十年も出来なかった普通のことを少しずつ噛みしめています。

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義母のいる施設は介護の必要のない人しか入所できません。
自活が難しくなった人は系列の介護施設へと転居することになります。
最古参の方が転出したらしいのですが、この方がなかなかクセのある人だったようです。
ボケ症状もあったのでしょうか。
なにかと不満を撒き散らし、他の入所者にまで難癖をつけてくる人だったとか。
知らぬ間に勝手な決め事をして少しでも意に沿わないと攻撃的な意見を滔々と述べてきたそうです。
そんな人がいなくなって住み心地がますます良くなったそうで。
マザオはそんな人のせいで家へ戻りたいと言われなくて良かった、一安心したと言います。
はあ?
そんな人どこにでもいるし共同生活してるわけでもないでしょう。
私は三十五年も我慢我慢の同居生活をしてきたんです。
ボロキッチンができるまで義家族の食事の支度や洗濯も休みなくやってきました。
ふざけんなよって思いました。

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