大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
このところ外出のない義母です。
買い物はマザオがこまめにリサーチしてせっせと執事役を買って出ているようです。
独居老人はみんな一人で頑張ってるのに!と思うこともしょっちゅうですが、やりたいだけ親孝行すればいいと思っています。
離れた暮らしがどんなか、そのうちわかると思うからです。
生活圏内で少し車を走らせたら行き来できるところで離れて暮らす生活になったら。
それは私の実家も同じことです。
何十年も一緒に暮らしながら手となり足となりフォローしてきて、いざ別居となれば日参の様相で面倒をみることは想定内です。
急に一人暮らしになって寂しいだろう。
足がないから買い物は手伝ってあげたい。
目が届かないから日々心配だ。
マザオがこんな感情を持ち合わせているのは明白です。
片や放り出されたままの私の母親の存在はどうなっているのでしょうか。
もはや失笑物です。
もちろん、そこを匂わせれば、私の母親のことも大変心配し気遣いは見せてくれます。
でも違う!
違うんです。

にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
PR
老婆心さんからコメントを頂いてウンウンと頷くところもあり、転載のお許しを頂いてから随分と日が経ってしまいました。
以下にコメントを再掲させていただきました。
※ ー ※ ー ※ ー ※ ー ※ ー ※ ー ※ ー ※ ー ※ ー ※
義母さんの施設ってたしかサ高住ですよね。これのいいところは元気なとき自由度が高くて初期費用が安価ですむところ。
弱点は心身状態が重度になった場合退去せざるを得ない場合・施設がある、ってところです。
でも最近のサ高住は老人ホームと区別がつかない所が多くて、後でオプションの形で介護をつければホームと同じようなサービスを受けられるところが多かったです。オプションで付ける、ってことはその都度ケアマネと相談しなきゃいけないので手間と言えば手間ですが。
ホームはパック形式なので楽なのです。
施設を変わるのは…簡単にいえば見守り付きアパートを借りているので同様のサ高住に住み替えるのは金銭的には難しいことではないけれど、思ったような所がそうそう簡単に見つかるか。また重度になって退所を言われた際(サ高住でもよほどのことがなければ退所は聞かなかったですが。みとりまでしてくれるところがほとんどだったし)ホームを探すのは簡単なことではありません。まして特養なんて地域によっては10年も家で介護して待っているなんて話も聞きました。
「引っ越してから病気になったらどうする?」 こんなことは考えても詮方ないこと、その時はその時なのです。家に居たって病気になったらどうする、なのですし、いつこっちが倒れるかだってありうる話なのですから。
…こんなだと、義母さんが引っ越していったら毎日のようにご主人がそこを訪問して、またそれがいちいち癇に障ってちりちりするかもしれませんね。しちゃダメですよ!放っておかなきゃだめですよ! (田舎にいた義母をギリギリのところで義妹とうちの中間地点のホームに入れました。田舎で5軒、こちらで20軒くらいのいろんな施設を見て回りました。私は義母は嫌な人じゃなかったので実家に行くより義実家に行く方が多かったかも。でも毎週のように会いに行く夫を見てるとなんとなくフンという気になります。私のひよひよと暮らしている両親は?と思います)
義母が入居予定の施設の所長さんは「ここは施設ではありません。」と毎回言うそうです。
新しい試みの自立型アパートだと。
なので要介護になるとグループの施設のどこかへお引越しになります。
初めからシステムやステップの説明を聞いてるのにマザオの余計な心配は、単なる寂しさと母親思い過ぎる妄想だと思えるのです。だからこそイラつくのです。
でも義母と離れた暮らしが実現したら、マザオには毎日でも通ってくれたらいいと思ってます。
これは本心から。
気が済むまで親孝行したらいいんです。
そこで私と私の実母が「離れて暮らしてるから仕方ない」と、現実的な疎遠になってることがどんなことか分かることもあり得ると考えているのです。
甘い考えかもしれませんが、マザオ自身も母親と距離が離れて初めて気付く事もあるはずです。
その時には、時間は取り戻せない!と言い放ってやります。

にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村