大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
駅前の新築マンションが売り出されています。
羨ましいとも思わぬ私とは無縁の話でした。
たまたま通りかかったモデルルームの前に知人が立っていました。
思わず車を止めて窓から手を振りました。
もう何年も会っていない人です。
駐車場でマンションとはまったく関係のない思い出話が盛り上がり、
せっかくだからと見学を勧められ...
ただただ感動しまくりました。
二十年以上前のアパート仕様のボロキッチンと比べるべくもない、当たり前の最新の設備に感嘆のため息が止まりません。
おのぼりさん、そんな言葉がふっと浮かんでちょっぴり恥ずかしくなりました。
そこへ登場してきたのは、昔々の上司でした。
すでに定年退職されて嘱託で顧問をされてるとか。
あれよあれよと購入した場合の借入額、自宅を売却した場合、シミュレーションが始まって、上の空のまま帰宅しました。
マザオは角部屋がいいよねなどと言い出して...
あまりに突然のことに思考回路停止中です。


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施設の見学へ行ったり、遠い遠い妄想別居がほんの少し近づいたような錯覚で、妙に浮き足立って時間が経ってしまいました。
浮足も時間とともに落ち着いて、いつもの生活です。
お風呂へ行くにも義母の存在を確認し、トイレももちろん廊下の様子を確かめてから。
そんな中、昔からの知人がマンションを購入し引越しをしたと、またもや羨ましい話が舞い込んで着ました。
母一人子一人の母子家庭でしたけど、若くして大きな大きな親孝行です。
大きなため息が漏れました。
羨ましがっても仕方ないんですけどね。
今まで頑張ってきた彼女の大きな幸せを一緒に喜んであげたい、もちろんそういう気持ちもあるのですけど、「いいなあ」が先立つのも本音です。
小さな古びたボロキッチン、高さのある段差を降りて雨露をしのげるだけの外同然の洗濯機置き場、ただいまと言ったことのない玄関、
いつオサラバできるの?
いつものダークな思いが堂々巡りして一気にやる気も失う前進のない私です。
何をするにしても必要なのはお金です。
お金がなければできないことだらけです。
もちろん、もっと大事なものがあることは百も承知ですが。
今できることは、
いつでも準備OKと言えるよう仕事に貯金に励まなければ。


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