大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
息子の学習机や小姑の残したタンスを処分して、次男の部屋を片付けるのに足掛け三日かかりました。
クローゼットの中も全部出して、それはもう引越しのような騒ぎで汗が吹き出るとはこう言うことを言うのだと実感した日々でした。
体重が二キロも減っていました。
すぐに戻るでしょうけど。
たった一間、それも表面上は片付いてるように見えた部屋でこの有様です。
義母の台所、ダイニングにリビング、ユーティリティー、さらに仏間と寝室にしている和室と縁側、
どれだけの物があるか想像したくもありません。
階段下の収納、廊下の突き当たり、物置にだって芝刈り機以外は義母や小姑、ひいては義父の物がごっそり置かれています。
誰が片付けるのですか!?
今回の片付けでマザオが言いました。
「体が動くうちに引っ越したい!」
すかさず、残された時間はあまりないと突っ込みました。
あと数年!
義母のように自由きままに生きられると思ったら大間違いだとも言いました。
出かけるたびにマザオタクシーを使い、光熱費も税金も払わず、ゴミ出しもマザオ!
生活雑貨だって当たり前のように使ってるけどバカにならない出費です。
そんな話から還暦までには...という流れに!
あてにはならないけど、マザオから早めに引っ越したいと言ったのは初めてです。
こんなに苦労して、何かにつけて面倒を背負い込んで同居して来たのにお金にも遠遠く、何がメリットなのかさっぱりわかりません。
私とマザオ二人合わせても義母の年金額に届くかどうか...
普通でいいんです。
普通の生活がしたい!
汗をかいたらシャワーを浴び、ドアを開け放ったまま大の字で寝転ぶ、こんな普通のことができない生活をもう三十年以上も我慢しています。
息子がお嫁さんを連れて帰省することで、やっとマザオも気づくところがあったようです。
以前から「わかってる」風を装っていましたが、自分が気を使う側に回ってようやく思いが至ったのかもしれません。
遅すぎるわっ!!


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次男がお嫁さんを連れて帰省することでにわかに掃除を始めたものの、こんなに物が溢れてたのかと愕然としてます。
片付ける時間はたくさんあったはずなのに、明日明日で来てしまいました。
表面上はこざっぱりしているのでサッと掃除すれば良かったのですが、この際できるものは処分してクローゼットの中も片付け始めました。
引き出しから出てくる物、物、物、もうしょっぱなから閉口しています。
ですが、不思議なことに片付けが進むごとに心が軽くなっていく感じがするのです。
小姑が残したありがた迷惑なロッカー箪笥もこの際、捨てることにしました。
どうせ捨てるのだからと横面に蹴りを入れたらボコッと穴が空きました。
引き箪笥の引き出しを抜いて残った枠を二階のベランダから裏庭へ落としました。
バラバラに割れて無残な姿になりました。
なぜでしょうね。
戦いに勝ったような?スッキリした高揚感でベランダの日が当たる炎天下から、いつまでもバラバラな箪笥を眺めていました。
あの頃に比べたらずっとずっと幸せじゃない、素直にそう思えました。
不満な気持ちはいっぱいあるけど、あの地獄のお盆はもう二度と来ないはずです。
お店もなくなり、そこそこ楽しくパートに出れている幸せを再認識しました。
小姑たちが我が物顔で帰省してくるのは鬱陶しいですが、以前に比べたら頻度はずっと減っています。
私だって我が物顔で居座ってやる!
そんな気持ちがちょっとだけ顔を出しました。
自分でもびっくりです。
だって、この家は「おとうさんの建てた家」で何の思い入れもない大嫌いな家だから。
本当は早くこじんまりとしたマンションへ移りたいですけど、すぐには難しいのならといったところでしょうか。
義母の庭木も雑草も除草剤をかけまくりました。
マザオがやっと「伐り倒す」宣言を出しました。
除草剤をかけたことで雑草が枯れて土が見え、それだけでスッキリした感じです。余分な枝を払えばもっとスッキリします。
でも成長の早い枝払いも疲れてきたみたいです。
たった数年、それも毎日のことじゃないのに!
私はそれ見たことか!とニヤリとしています。


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