大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
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レジ係の仕事をしていると、本当にいろんな人がいるなと思います。
当たり前だけど、挨拶を返してくれたりお礼を言われると良い人に感じてしまいます。
ムスッととしている人はちょっと怖い。
でも、少し前の私はどうだっただろうと思うと商売屋の嫁でありながらスーパーのレジでは決して愛想がいいとは言えませんでした。
年中、お金のことばかり考えて、スーパーでは特売品や割引商品ばかりでレジではいつも暗い顔をしていたように思います。
その点、お気楽で図々しい義母は愛想よくおしゃべりをしていそうです。
レジ係から見たら義母は良い人で、私は素っ気ない人ってことでしょう。悔しいけど!
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買い物カゴの中が特売品ばかりでも、ブランドのお財布にお札がいっぱいの人やゴールドカードを出す人もいます。
買ったもので貧富を判断することはできません。
見るからにお高そうな装いだったりするのです。
年がら年中、一張羅のジーンズと決まりきった数枚のTシャツで、特売品ばかりの私は間違いなく「貧相」という言葉がぴったりです。
そして、ゴールドでない普通のカードで支払います。
主義ではなくその場しのぎで、現金を持ち合わせていないからカード払いにせざるをえないのでした。
店だけでなく家計もまた自転車操業...
この悪循環が来月やっと縮小しそうです。
お給料のほとんどがカード請求で消えていた自転車操業に終止符が打たれるまで、やっぱり一年かかりました。
来月の引き落としが終われば、晴れて免罪符が渡されるはずです。
次はカードローンの返済に取り掛からねばなりませんが。

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玄関ドアを入って、片側の壁一面が下駄箱になっています。
縦長の鏡以外のところは上下の真ん中あたりが横一列の引き出しになっており、引き出しの上は飾り棚のような凹みです。
その飾り棚は当初から義母のやりたい放題。
いいえ、引き出しすらわけのわからないものでいっぱい!
ごちゃごちゃで収まりきらない何かが飛び出していたり、引き出しが閉まりきらなかったり。
もうこれが嫌で嫌でたまりませんでした。
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引き出しには、なぜここに?というような代物が、例えば釘であったり、ろうそくであったり。箱ごとでなくバラバラ、裸で入れてあるのですよ。宅配の未記入の伝票が大量に突っ込まれ、入りきらずに引き出しに挟んで角がグチャグチャだったり。
ずっと昔は整頓したり捨てたり、静かに格闘した時期もあったのですが、元に戻るのが早過ぎて諦めました。
なんで私がやらなきゃいけないの!ってことです。
センスの悪い置物やしおれて茶色くなった花、それもペットボトルや空き瓶に挿してあるみっともなさ。
そこへ新たなる邪魔物が現れました。
日傘です!
折りたたみの日傘をその飾り棚に突っ込むような形で置いてあるのです。
クソババア!
日傘を義母のリビング入口の前に移動させても翌日には戻っています。
傘立てには折りたたみがゆえにしまいにくいのかもしれません。
でも、自分の靴を入れるスペースに突っ込めばいいじゃないですか。
何でもかんでも場当たり的なことをしていたら、家の中なんてあっという間にぐちゃぐちゃです。
あ、義母のテリトリーはぐちゃぐちゃでした!
終活してくれ!
真剣にそう思います。

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