大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
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破談になった契約の話が進んでいた時期にも、不動産屋さんには何件かの問い合わせがあったと言います。
こんなことに振り回されなければ他のところに決まっていたかもしれないのに悔しくてなりません。とはいえ、借りてもらわなければ生活が成り立たない負い目があるのでおよそオーナーとは言い難い低姿勢で幕を引きました。
あとから聞こえた「ごねなかった」の声に、本当は歯ぎしりしたいくらい行き場のない気持ちを飲み込んだ苦しさが、資金繰りの苦しさと交錯します。
わらにもすがる気持ち、今の私は電話にすがる気持ちです。
毎日の会話が、電話があったかなかったかに尽きるような...
呼び出し音に飛びついてみたら、督促の電話なんてことはしょちゅうで踏んだり蹴ったりでした。
待望の不動産屋さんから電話が来ました。
先方が遠方から見える日が、ちょうど不動産屋さんの外せない用事と重なりマザオひとりでの面談となりました。
遠方から?
前より大きな話です。
ああ、このへんで決まって欲しいです!!
でも同じ轍を踏むわけにはいきません。
私は静かに、心穏やかに、見守ろうと思ってます。

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お祝いなどをいただいたら、その都度のお返しはきちんとして来ました。
お返しとは別で、「貰った人が返すのは当たり前」
こんなヘンテコリンなルールを押し付けられました。
貰った人が返す...この言葉だけなら当たり前のように感じるかもしれませんが、屁理屈としか思えないすごいルールです。
結婚して十年ほど経ったでしょうか。
マザオのいとこが結婚することになったんです。
従兄弟といってもほぼ面識のない交流皆無の人です。
その従兄弟の母、つまりマザオの叔母から結婚祝いをいただいていました。
だから従兄弟の結婚祝いは、結婚祝いをいただいた私たち夫婦が出すよう言われました。
お祝いをもらったんだから、お祝いをするのは当たり前ということらしいです。
それって普通なのですか?
叔母からお祝いはもらったけど、従兄弟から貰ったわけじゃなく、お返しだってちゃんとしてるのに。
こんな変なルールを押し付けられて、どれほどの交際費を出したか...
従兄弟だってひとりふたりではありませんからね。
私は顔も知らないマザオの従兄弟の出産祝いも出しました。
お返しが郵送されてきましたが、お返しはちゃっかり義母が貰ってしまいました。
「あなたたちがお世話になったんだから」
よく言われましたけど、商売屋の繁盛期に突撃訪問して来て、世話を焼いてやったのはこっちです。
こんなルールがまかり通るなら、小姑達だってお祝いするのかって話ですよね。
マザオによれば、「嫁に出た人間」が義母の理屈で難を逃れたらしいです。
あの頃は精神的にも肉体的にも追いつめられてたので、言われるままに出していましたが、冷静になって考えるとおかしくないですか。
この家の自己中なルール、
何もかもがおかしいことだらけです!

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