大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
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今日は、決まったパート先の健康診断で本社近くの病院まで行かねばなりませんでした。
前夜から絶飲食中なのと、義母がやらかした件で忙しさが加速してイライラがとまりませんでした。
健康診断、何年受けてないんでしょうか。
記憶に遠過ぎて思い出せないです。
身長が2センチ近く縮んでいて大ショック!50歳で今さら?ですけど。
採血の注射針が皮膚にめり込んでいく様子を見てドキドキしてしまいました。
採血した血の色がどす黒くて、まるで私のお腹の中のよう・・^^;
実は数日前に義母がやらかしました!
誰だって失敗や粗相はあるし、仕方のない事です。
私だって数々の失敗で成り立つ人生?、思い起こせばワックス剥離剤事件もそうです。
そう、あの時の義家族の態度はどんなだった?
義母だって、いい年した大人なんだから「弁償」してもらいたいですけど!
義母はカレーが大好きなんです。
もう80歳近いのにカレーや揚物に目がないんです。
昔から、マンネリ化した食卓はカレーと天ぷらやフライ、それにお刺身が三大夕食となっており、少ないメニューの繰り返しだったみたいです。
それはさておき、自宅からカレースープ持参で店にやってきました。
そうまでして店に来なくていいのに・・。
それをひっくり返してこぼしてしまったんですね。
休憩室と給湯室を行ったり来たりして、あーまた何かやらかしたなと気づきましたが無視してたんです。
こぼしたり、失くしたり、義母ってとにかく粗相の多い人です。
高齢になったせいでもなく、昔からずっとこういう調子で付き合いきれません。
なにかやらかしたら自分で片付ければいい事ですよね。
私も昔は尻拭いをするのも嫁の努めと思ってた時期がありましたけど、長年の軋轢が「てめえの始末は自分でやれ!」主義に変わりました。
この日、義母は粗相の片付けをしたらさっさと帰ってしまいました。
いないほうが清々するから帰ってくれたほうがいいんですけど。
閉店後、帰り支度を始めました。
やっぱりねー、カレースープをこぼしたんです。休憩室にカレーのニオイが充満しています。
ったくもうー!
自分のバッグを持って休憩室を出てもまだカレーのニオイが鼻につきます。それもそのはず、
ぎゃー!!!
私のバッグが・・、カレースープが・・、黄色の滝模様が・・、涙涙
時間が経っていたのでカピカピです。拭いてもダメでした。染み込んで乾ききっているので着色してしまってるんです。
それでも中までいかなくて良かっ・・
ガーン!!!
中までしっかりカレースープ、そしてカピカピ。
仕事上で使っていたノートは捨てました。
ファイルに挟んでいた書類は拭いても拭いてもダメで、せめてもと余白部分だけ切り取ってみたり洗ってみたりしましたがなんともなりません。黄色く染まったベゴベゴのカレー臭い書類を新しいファイルへ移しました。
一番の被害は通帳です。
よりによって全損。
日頃から何冊もの通帳を持ち歩いてるのが仇となりました。
通帳カバーも時間の経過で黄色くなってしまいニオイも取れません。カバーはいいとして、肝心の通帳は?磁気部分がどうでしょう?再発行?
金銭的な被害はないかもしれませんが、マイナスがずらり並んだ通帳を再発行してもらうために窓口へ行く私の身にもなってもらいたい!!
今日、ATMで確認したところ使えないのは2冊で済みました。
下を向いて、カレー臭プンプンの通帳を差し出し新しいものと取り替えてもらいました。
下を向こうがそっぽを向こうがカレーのニオイとマイナスは現存してるんですけどね。
残りの通帳はうちで扇風機をあてたりしましたけど、まだ臭います。
新しくしてもらうのが嫌なら我慢して使うしかありません。窓口へ行きたくないので我慢です。
バッグも捨てました、ポーチも、カードケースも。新しく買うお金もないのに。
マザオにこっぴどく叱られた義母はかなり落ち込んで「長生きしててもろくなことがない」と言ったそうです。
まったくそのとおり!今頃やっと自覚ですか!?
悪魔のような私の心が叫びました。
翌日、大変なことしてしまって何をどう弁償すればいいのかと聞いて来た義母です。
随分と弱くなった義母の姿に、怒り心頭だった私も複雑な気持ちになりました。
昔、あんたが私に言ったように
「弁償」とは言えなかった私。
金目の物は持ってないし
つくづくお人好し貧乏を自覚しました!

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閉店に向けてラストスパートに入りました。
ラストスパートと言っても特段に変わったことをするわけでもなく、閉店の告知を貼り出したくらいですが。
告知といっても「閉店セール」のような華々しい企画もなく、御礼の文言を並べた張り紙と営業終了の日付を書いた紙を貼ってあるだけです。
それでも貼り紙に気づいた馴染みのお客様から声をかけられることが増え、昔はこんな風景が当たり前だったなあと感慨深く思ったりしています。
もう何年もの間、店の経営状態は最悪で売上げも激減。
景気がよくなったとかアベノミクスとか、そんなもの全く!微塵も!感じないうちの店。
私のバイトにも拍車を掛かりました。
元々は子供の教育資金をなんとかしようとして始めたダブルワークでしたが、末子が就職して怒濤の如く支払っていた学費納付の終了とともに終るはずでした。
それなのに、ダブルどころかトリプルだってあり得るハードワークが常態化しています。
単発のバイトや限定の仕事なので休みがまったくないわけではありませんがきついです。
休みの日は帳簿をつけて銀行回りをしなくてはなりません。
あっという間に1日が終ってしまいます。
こんなに働いているのに、お弁当を買うのさえためらう財布の中。
ご飯をつくるのがしんどいです。
やっぱり今日もろくな物を食べていません。^^;
納豆ご飯
魚肉ソーセージ
わさびのり
みょうがの佃煮
鶏そぼろ
さっき食べた夕飯です。
自作のものはみょうがの佃煮だけです。
面目ないとはこのことでしょうか。主婦の片隅にも置けませんね!?
「肉、魚、野菜、海藻、全部あるね。」
マザオには強気で言ってみました。
「本当だ!」
ヘラヘラ笑って答える旦那で良かったです。
数えきれない程の不満はあるけど(根源は同居!)、マザオも私の境遇には思うところがあるようで、日常の一切に文句は出ません。ある意味、言わせない!とも言えますが。
閉店告知の張り紙をしてから少しだけお客様が増えたように感じます。
日にちをあけずに来店してくださったり、人づてに聞いたからと来店なさる方もいらっしゃいます。
そうなると、お顔に覚えがなくとも自然と立ち話が始まります。
時に話の長い方・・・
こちらから「では」なんて話を切るわけにもいかず、ひたすら相づちを打って昔話を聞くうちに、別のお客様がお見えになることも。これがエンドレスで続くと・・
昼休憩はありますが10時間以上立ちっぱなしの日が続いています。
足の裏がぽっくりを履いているかの様な感覚です。実際にぽっくりを履いたことはないんですけどね。ふくらはぎがパンパンで「足が棒になる」をまさに実感中です。
それに加えて、義母が毎日やってきます。
閉店まで来るつもりなんでしょう。はあー
家でも一緒、店でも一緒、そんな四六時中 義家族と暮らす生活からやっと少しだけ離れた時間を持つことが出来たと思ったら、今また逆戻りの四六時中一緒です。
しかもお客様が気遣いからか、「良いお嫁さんで良かったですね」とか「嫁姑なのに仲良く」とかオエッ話を持ちかけられれば義母と並んで愛想笑いをしなければなりません。
本当に苦痛です。
足の痛みが倍増します。
お客様に対して「黙れ!」って心の中で叫びます。
義母は中途出勤、中途退社です。店にいる間もほとんど休憩室にこもってます。
それは全然かまいません、そうしてください。なんなら欠勤でいいんですよ。
それなのに、義母は「最後だから」と定休日なしの営業を強く提案します。
バカもたいがいに言え!
足が痛いんだよ!
休みはやる事だらけなんだよ!
何回も何回もしつこ過ぎる!!
私の心、
終わりまで持つだろうか?

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