大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
先日の台風で私たちの地域も大きな被害が出ました。
幸いうちは大丈夫でしたが、会社や近隣は水が出て大変な状況になりました。
日頃の生活圏より少し遠いところの野菜の販売所まで出掛けました。
道中、ところどころ通行止めがあり、土砂災害の爪痕が生々しく残っていました。
それだけでなく、あちこちに車が取り残されていました。
水で流されたのか側溝に半分落ちている車や土手に乗り上げたままの車。
商店が並ぶ通りに出ると泥の処理に追われている人たちがたくさんいらっしゃいました。
ニュースで見覚えのある被災の光景が目の前に広がっていました。
胸が痛くなりました。
コロナで疲弊しているところにこの災害です。
自分が安穏として過ごすことに罪悪感さえ感じます。
あんなに人を羨んで自分の苦労を呪った私ですが、今こうして生活できることに感謝しないといけないと思っています。
自分のことしか考えられずに文句と愚痴ばかりで恥ずかしい限りです。

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あんなに暑かったのに一枚上着が欲しいくらい肌寒い日でした。
家の中でも常に様子を伺い、むやみやたらに廊下へ出ない忍者生活から解放されてまだ一年経っていません。
今年の夏は家中のドアというドアを開け放って風を通して過ごしました。
今まではどんなに暑かろうが絶対に開けっ放しは許されないことでした。
それは義母の姿を見たくない、部屋の中を見られたくない、なによりも私の意地でもありました。
子供がまだ小さい時、ドアの開け閉めがうるさいとか開けっ放しだとか散々注意されたからです。
義母たちの都合で閉めろ開けろと言われても、絶対に開けてなるものか!と意地を張り続けてきました。
義母が暑い日に室内ドアを開け放っていたら片っ端から閉めてやりました。
いろいろな軋轢が意固地に拍車を掛け、余計に我慢を強いられる結果になっていました。
昨年の十一月、突如停滞していた別居が実現したのです。
この家にいる限り、悪夢のような幻想は消えはしない!
そう固く信じていたのに、いとも簡単に存在が薄らいでいます。
大きな声でマザオを呼ぼうが、鼻歌を歌おうが、風呂上がりにタオルだけで冷蔵庫を開けようが、
誰にも遠慮しなくていい!
快適な生活にあっさり馴染んでいることにあらためて嬉しさがこみ上げてきます。

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