大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
先程のつづきです。
ひとしきり泣いたあと、公衆電話まで出掛けリサイクルセンターへ電話しました。
夜にはベッドはなくなりました。
捨てたんです。
家自体は大きい方だと思います。でも私たちの部屋は12畳くらいで、そこへ自分たちの家財道具一式があり、余裕のスペースなんてありません。納戸や廊下の収納にも私物は一切入れてませんでしたし。
子供が遠慮なくおもちゃを広げられるスペースを確保するために、今後家事以外の僅かな時間でも自室で過ごしたい、どのみちリビングでくつろぐことなんて不可能だったんだし用が済んだら引きこもろう!と、思ったんです。
そのためにはベッドは邪魔だったし、ふとんの上げ下ろしを覚悟で捨てました。
これが、のちの簡易二世帯ボロキッチン確保の布石になったんだと思います。
かなり無理して買った高額のフランスベッド、僅か数年で紙くず同然に引き取られていきました。
元々、この家の中ではドアの開け放しは厳禁でした。
それは玄関ホールの吹き抜けを伝って音が響き渡るのです。よくわからないけど、吹き抜けの構造がスピーカー代わりになってしまうのか、反響した音が家中に伝わる感じ?特にキッチンで食器を扱うカチャカチャした音はまるで隣で皿洗いしてるかの様に耳障りです。
大人6人のタイムラグがある生活で四六時中、食器だったり洗濯機だったり掃除機だったり、それらの生活音がうるさいそうで、ドアはきっちり閉めるのがルールでした。
子供の泣き声やテレビの音も含めて、全部私が出してる音!?
とにかくドアは閉めなければならなかったんです。
夕飯の支度をしてる間も、自室で子供が一人遊びしてようとドアは開けてはなりません!きっちり閉めて遮断しなくてはいけません!
ある日、「ご飯だよー」と自室へ行くと子どもの姿がありません。まだ三歳になったばかりでした。他の部屋をを見てもいないので玄関へ行くと靴がありません、鍵も開いてる!
玄関脇がリビングです。
ソファーにふんぞり返ってる義母とラグに寝そべってる小姑らに、子どもが外へ出て行った気配に気づかなかったか尋ねました。
「いつの間にかいなくなってて靴もない」
相当慌てふためいて聞いているのに、奴らは呑気そうに答えました。
「知らなーい。」
テレビから顔をそらすことなくバカ笑いしてる姿に震える程怒りが込み上げてきましたが、子どもを捜す方が先決です。
もう外は暗く寒いのに、家の周辺にはいませんでした。
まだ小さいからそんなに遠くへ行くはずが無い、私と入れ違いになったのかも。
また家へ走って戻り、また外へ出て・・・何度繰り返してもいませんでした。
パニック状態なのと走り続けたことで激しい動悸がして目眩までしてきました。
それなのに玄関を出入りするたびに笑い声が響いて、この感情をどう表現したら伝わるのかわからないくらいに私は怒り心頭でした、自分に、アイツらに。
警察か、マザオか、どちらに先に連絡するべきか。
受話器に手を伸ばしたその時、電話が鳴りました。
マザオからでした。
泣きながら「ママがいない」と店に入ってきたと。
張っていた気が弛んでヘナヘナとその場に座り込んでしまいました。大人が歩いても20分はかかる道程を三歳児が暗闇の中・・・考えただけでもゾッとします。無事で良かった!!
家に連れ帰ると、アイツらが言いました。
「どこに居たのー?」
「えー、本当!?」
そして、笑いました、声を出して。
あの時の情景は20年経った今でもはっきり覚えてる。
いつかこの仕返しをしなくちゃなりません!
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ひとしきり泣いたあと、公衆電話まで出掛けリサイクルセンターへ電話しました。
夜にはベッドはなくなりました。
捨てたんです。
家自体は大きい方だと思います。でも私たちの部屋は12畳くらいで、そこへ自分たちの家財道具一式があり、余裕のスペースなんてありません。納戸や廊下の収納にも私物は一切入れてませんでしたし。
子供が遠慮なくおもちゃを広げられるスペースを確保するために、今後家事以外の僅かな時間でも自室で過ごしたい、どのみちリビングでくつろぐことなんて不可能だったんだし用が済んだら引きこもろう!と、思ったんです。
そのためにはベッドは邪魔だったし、ふとんの上げ下ろしを覚悟で捨てました。
これが、のちの簡易二世帯ボロキッチン確保の布石になったんだと思います。
かなり無理して買った高額のフランスベッド、僅か数年で紙くず同然に引き取られていきました。
元々、この家の中ではドアの開け放しは厳禁でした。
それは玄関ホールの吹き抜けを伝って音が響き渡るのです。よくわからないけど、吹き抜けの構造がスピーカー代わりになってしまうのか、反響した音が家中に伝わる感じ?特にキッチンで食器を扱うカチャカチャした音はまるで隣で皿洗いしてるかの様に耳障りです。
大人6人のタイムラグがある生活で四六時中、食器だったり洗濯機だったり掃除機だったり、それらの生活音がうるさいそうで、ドアはきっちり閉めるのがルールでした。
子供の泣き声やテレビの音も含めて、全部私が出してる音!?
とにかくドアは閉めなければならなかったんです。
夕飯の支度をしてる間も、自室で子供が一人遊びしてようとドアは開けてはなりません!きっちり閉めて遮断しなくてはいけません!
ある日、「ご飯だよー」と自室へ行くと子どもの姿がありません。まだ三歳になったばかりでした。他の部屋をを見てもいないので玄関へ行くと靴がありません、鍵も開いてる!
玄関脇がリビングです。
ソファーにふんぞり返ってる義母とラグに寝そべってる小姑らに、子どもが外へ出て行った気配に気づかなかったか尋ねました。
「いつの間にかいなくなってて靴もない」
相当慌てふためいて聞いているのに、奴らは呑気そうに答えました。
「知らなーい。」
テレビから顔をそらすことなくバカ笑いしてる姿に震える程怒りが込み上げてきましたが、子どもを捜す方が先決です。
もう外は暗く寒いのに、家の周辺にはいませんでした。
まだ小さいからそんなに遠くへ行くはずが無い、私と入れ違いになったのかも。
また家へ走って戻り、また外へ出て・・・何度繰り返してもいませんでした。
パニック状態なのと走り続けたことで激しい動悸がして目眩までしてきました。
それなのに玄関を出入りするたびに笑い声が響いて、この感情をどう表現したら伝わるのかわからないくらいに私は怒り心頭でした、自分に、アイツらに。
警察か、マザオか、どちらに先に連絡するべきか。
受話器に手を伸ばしたその時、電話が鳴りました。
マザオからでした。
泣きながら「ママがいない」と店に入ってきたと。
張っていた気が弛んでヘナヘナとその場に座り込んでしまいました。大人が歩いても20分はかかる道程を三歳児が暗闇の中・・・考えただけでもゾッとします。無事で良かった!!
家に連れ帰ると、アイツらが言いました。
「どこに居たのー?」
「えー、本当!?」
そして、笑いました、声を出して。
あの時の情景は20年経った今でもはっきり覚えてる。
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この記事へのコメント
ぜひやるべきです。
でも、晩年の姑とは喧嘩をしても言い負かすことが出来るくらいに私のパワーが逆転していました。
小姑も居ない今こそチャンスです。言いたいことを言い、自分の権利を主張し、生活しやすい環境を確保してください。
息子さんの件、絶対忘れらない事件ですね。それをバネに反撃してください。期待しています。
Re:ぜひやるべきです。
まりりん0801さんのお姑さん、借金取りまで追い返すとはすごいですね。
ぜひ、うちの義母とどちらかが倒れるまで戦わせてみたかったですねー(笑)
追い返すのではなく、借りたものは返せですよねえ。
ということで、私もきっちり返しにかかりたいと思います。現実の借金はまだまだですけどー(悲)頑張ります!