大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
コンコンとボロキッチン部屋のドアがノックされました。
久しく聞いていないノックの音です。
店をやめ、私が働きへ出て、マザオが家にいる生活になり、義母のノックは滅多に聞くことがなくなりました。
毎日、愚痴を書き連ねつつも比較的平穏な生活の中に響いたノックの音は、反射的に嫌悪感が広がりました。
声に出さない黒い感情が「なに?」と敵意むき出しにしていたのに、ドアがゆっくりと勝手に動き出しました。「勝手に開けるな!」
ゆっくり静かに薄く開いたドアに、マザオが飛びつきました。
勝手に部屋を開けられることを極度に嫌ってる私に気を使ってのことです。
ぷーんと大根の煮たにおいがしました。
自分で煮たらおいしそうな匂いも義母が持ち込んだら臭い!となります。
いらないのになんで勝手に煮て、勝手に持ち込んでくるのか、意味わかりません。
いいえ、普段から私のいない時を見計らってなにかと差し入れてるのでしょう。
わかってました、だけど見て見ぬ振りをしてただけです。
マザオと義母は「母と息子」だから!私なりの配慮なんです。
持ってくるなら私の留守にしろ!
露骨に「いらないのに」と、はっきり声に出して言いました。
少しずつ増長する義母への牽制です。
義母が立ち去ってからマザオが「せっかくくれたのに露骨に酷くない?」と言ったのです。
一般的な感覚なら、そうでしょうね。
もしそのまま続けて発言があったら私は応戦したでしょう。
ババアのせいで雑木林のようになった庭を綺麗にしたら、被害者面して「伐っちゃった」発言したことを忘れない!
草ぼうぼうでどうしようもなかった裏庭にタイルを敷き花を植えたことに難癖つけて文句を言われたことはひどいことじゃないの!?
義母が絡むと理性なんかどこかへぶっ飛んでいきます。
大根の煮物の一切れ二切れなんか持ってくるんじゃねえ!
私の心の中は悪天候そのものです。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
PR
この記事へのコメント
無題
うーさんにたいするお姑さんの態度や言葉だって酷いですよね。血の繋がった親子なら腹のたつ事が起きてもそのうちわだかまりはなくなるかもしれないけど、嫁はそうはいきません。たくさんの嫌な出来事が積み重なり今の状況になっているのに、お姑さんが何か優しい事をしてくれても有難迷惑なだけで、かかわりたくもないですよね。好意を素直に受け取れなくさせたのはお姑さんなんだけど、息子であるご主人には理解できないんだろうな。私も義父母の事を夫に愚痴ると被害妄想だとかひねくれた考え方って言われて余計イライラしちゃいます(-"-;)
Re:無題
昔は「物に罪はない」などと都合のいい解釈で欲しいものだけ貰っていた時期もありました。貧乏でしたしね。だけど、だんだんと距離を置くようになり気持ちが離れるほど物にも当たるように?(笑)
今更なに!?ってことです。
マザオも言ってしまってから気がつくところがあったのでしょう、トーンが下がりましたから。
親子なのでつい出てしまったのかもしれません。
私も、そのあたりに一拍おけるようになったのは最近のことですけど。^^
実の親子と義理の親子が同じ屋根の下で暮らす同居って、問題の根源ですよね。
無題
言われてきたかわかってるの?」ぐらい
言ってやればいいのに!
Re:無題
言わなくても、「しまった、言われそう」だとマザオの顔に書いてありました。(笑)
私も爆発する時もあるのですが、今回は飲み込んだ次第です。
無題
私も昔、友人が、同居している認知症の姑を、出先に一人置いてきた(姑が一人で帰るといいはったらしいです)事実に驚きましたが、今では、良く解ります。
ちなみに、お姑さんはなんとか一人で帰って来たそうです(笑)
Re:無題
私もあります!
自分は相当なことしているくせに、よそ様のことになると「そこまでしなくても」なんて思ってしまったことが。子育てにもそんなシーンありますよね。
以前、ここにも書いた義親の介護をめぐっての「人としてどうなの?」発言は嫁という立場の窮屈さを感じたものです。