大きな家のボロキッチン

別居だったはずなのに！ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ？

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2016
02/02

義母の変化

めっきり外出が減った義母です。
ここに書くことは「また出掛けた」ことですから、年中出掛けっぱなしのように感じるかもしれませんが、二年前より、そして昨年より家にいる時間が増えています。

庭を意味もなくグルグル回ったり、しゃがみもせずにいつまでも雑草を眺めてることも無くなりました。皆無ではないけど。

深夜まで起きていてゴソゴソしていた生活も少しずつ早寝の傾向になってきました。
そういえば、早朝、義母が台所から出すガタガタとうるさい音で目覚めることも無くなりました。

少し前、義母が出掛けてる間に風呂マットを洗濯してしまおうと義母の洗濯機へマットを放り込みました。最近は出かけることが減ったのでなかなか洗うチャンスがなかったのです。

脱衣所に義母の洗濯機があるので、いつも留守を狙って風呂マットを放り込みます。以前は義母が洗っていたのですが、だんだんと洗う間隔が遠くなり、いつの間にか私が洗うようになっています。

洗濯機へ放り込んだ時、義母のズボンが洗濯槽の底にあるのが目にとまりました。

「一緒に洗ってしまえ！」
取り出すことをせずにそのまま洗って、マットだけ干して、ズボンはそのまま放置しとけばいいや！そんな風に考えてスイッチを入れたのです。

洗いあがったマットを取り出すと、ハンドタオルのような小さな布切れが出てきたので洗濯槽へ放り込んで戻しました。
義母が帰宅する前に元どおりにして何食わぬ顔をするつもりだった私はマットを抱えて急いで干しに行きました。

昨日、お風呂に入る時、脱衣所のカラーボックスに義母の脱ぎっぱなしのズボンが突っ込まれたままでした。

また！
イラっとしてズボンを洗濯機へ放り込もうと思い、掴んで手前に引いた時です。
マットを洗った時に出てきた小さな布切れが一緒に引きずられ転がり落ちました。

考えたくないけど、これはもしかして．．．
この布切れと一緒に洗った風呂マットの上に私は素足で立っていました。
もうー、最悪！
遊びに行けるくらい元気なんだから片付けくらいきっちりやれ！！