大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
六時ちょうどだったでしょうか。
かすかに聞こえるベルの音が頭の中で反すうして目が覚めました。
覚めた途端に、はっきりと認識できた目覚ましの音は部屋の外から聞こえてきたのでした。
音自体はかすかなといっていいくらいの音量ですが、朝の静けさの中では鳴り響いてるように感じます。
いい加減に気づけよ!
そう思ってみたものの、これだけ鳴り続けるからには義母は部屋にいないのでしょう。
そのうち義母のキッチンからガチャガチャと物音が聞こえ出し、やっぱり目覚まし時計を止めないまま、もしくはスヌーズにしたままのようでした。
相当長い間、鳴りっぱなしでついにマザオが布団から抜け出して止めてきました。
義母への注意もさほど力まず、気をつけてよくらいの...
もっとガツンと言えばいいのに、そう思っても関わりたくないので知らん顔していたのですが。
夕方六時、またもや目覚まし時計が鳴り出しました。
いつまで鳴らしてるのだろう、延々放っていたのですが30分も鳴り続けていたのです。
さすがにマザオもボロキッチン部屋から飛び出して少々語気荒く注意したようです。
驚いたことにマザオよりも大きな声で「そんな言い方しないで!」と聞こえてきました。いわゆる逆ギレってやつですね。
昔の義母が蘇ってきました。
でも、もう以前の私ではありません。
何言っちゃってんの!ク◯ババア!の勢いです。
口喧嘩が始まったかと思いましたが、適当にあしらって戻って来たマザオでした。
親子だからそれでいいのでしょうけど、嫁と姑ではそうは収まりません。まして今よりずっと血気盛んな義母だったのですから。
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