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大きな家のボロキッチン

別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?

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以前から、度々愚痴りながらお買い物するお客さんがいました。
「買い物すらストレス!」
「なんで私が買わなきゃならないのかしら、ねえ!」
毎回、ボソッとつぶやきながら笑顔で去っていくのです。
同居してるに違いないと思っていました。

久しぶりにそのお客さんに会いました。
愚痴はこぼさず、「ありがとう」と笑顔で帰られました。

仕事仲間に聞きました。
脳梗塞で倒れられて入院していたらしいのです。
奇跡的に後遺症もなく元気になられたとか。











突然の話に驚きながらも「明日は我が身」と思わずにはいられませんでした。
まったくの他人様ではありますが、愚痴の元凶はどうなったのか気にもなっています。

ここでも頑健な義母より私の方が先に倒れそうと日々言っていましたが、やはり現実には十分にあり得ることだと改めて思いました。

ストレスは誰にもあるものだと思ってます。
でも同居のストレスは息をするほどに溜まっていくのです。
ストレス解消...、人は簡単に言うけれど
私には別居以外考えられません。

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世の中が混沌としている中でそれなりに生活できていることに感謝しなくてはいけないのかもしれません。
以前の生活を思えば雲泥の差で落ち着いた時間を過ごせるのですから。

頭ではわかっているのですが、どうしても元気なうちに自分の意思がしっかりしているうちに「自分の家」に住みたいのです。賃貸でもいいのです。

自分をさらけ出せる空間、誰にも気兼ねしない空気、私の自由を確保してくれる家が欲しいのです。











今年は息子たちが帰省しない静かなお正月でした。
マザオはもしかしたら来るかもしれないと掃除や食材の準備に余念がありませんでした。
来ないことはわかっていながら一縷の望みみたいな感覚だったのかもしれません。
気持ちはわかります。
もうずっと会っていませんから。

マザオとは真逆の位置に、ホッとした私がいます。
息子たちが結婚した今は洗面所やお風呂、義母との関係、いろいろと難題があるからです。

まして二組の夫婦が来るとなればボロキッチンの部屋は手狭です。
食卓も皆で一緒には囲めません。
何よりも、手を洗ったり顔を洗ったりする洗面所がありません。

家の中には洗面所はあります。
当時流行りだったダブル洗面があるのです。

とにかく面倒臭い問題があり過ぎて、帰省がなくなったことに安堵しました。
こんな自分にも紛れもない現実にも幻滅しています。

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