大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
連休明けには連絡があるはずだと思い込んでた私は、勤務中でさえ気もそぞろでした。
現実は、先方の仲介業者から問い合わせがあっただけで空振りの感が強かった一昨日。
昨日は、「今日こそは!」と意気込んでも仕方ないのに肩に力が入ってました。
呼び出し音が鳴るたびに深呼吸レベルの吐息で電話に出るのですが、セールスや勧誘の電話ばかりです。
子供が成長してからは、すっかり影をひそめてた電話が今度はワインやお水、サプリだと毎日の様に掛かってきます。
要るとか要らないの前に買えませんけど。
そろそろ出勤時間だという頃になって呼び出し音がまた鳴りました。
義母の洗濯物のニオイが強過ぎてイライラムカムカしてたのですが、電話の音で元気良く立ち上がって「電話だよ!」と叫びました。
叫ばなくたって、すぐ目の前にいたマザオにも電話がきたことは分かりきってるんですけどね。
少しだけ緊張した面持ちで立ち上がったマザオは受話器の前で一呼吸置きました。
「早く出ないと切れちゃうよー」そんな焦りと、「なにを悠長に」なんて文句が頭の中で交錯しました。出勤のことなんか吹っ飛んでましたね。(笑)
「お世話になってます。」
そんな挨拶の言葉で、不動産屋さんからの電話だと思いました。
そのうち具体的な単語が次から次と出て来て、私の心臓は早鐘のよう!
意地っ張りな私です。近くで聞き耳を立てたい気持ちを抑えて、部屋の片隅で何食わぬ顔をしてました。
短いけど長い時間に感じた電話が終って、マザオの放った言葉に面食らいました。
「銀行だった。」
今回の件がらみで昨年の六月に借りたお金があります。その返済をどうするかという催促?、問い合わせ?、相談?
このお金を借りた時は、まさかこんなにも長い期間、借り手なしの状態が続くとは思わずにいたのでした。だから、利息だけお支払いして入金があった時にまとめて返済することになっていたのです。
まとめて返済どころか、あちこちにカードローンが増えて借金だらけです。
契約金が入ったらまずはバカみたいに高いカードローンから返したいと考えてます。
六月って、あと三週間ですよね。
首が回らないってこういうことを言うんでしょうか。
自動車税の納付書が送られて来ました。
そのうち固定資産税もくるでしょう。
先月までの消費税や事業税もお支払いしていません。
しっかり考えないといけないのに余裕もなくなって放置したままになってます。
督促状の嵐になりそうです。
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