大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
記憶力には自信がありました。
過去形なのは激しい衰えで少し前のことも忘れてしまうからです。
今は怖いくらい、病気なんじゃないかと思うくらい忘れっぽくなりました。
くだらないことでも、些細なことでも、私の中で印象に残ることはしっかり焼き付いていました。
昔話に花を咲かせてる時に、「あの時はこうでああで」と場面を語ると周りがびっくりするくらい細かいシーンまで覚えてることもありました。
なのに、どんどん忘れていく
忘れたことすらわからない、そんな感じです。
自分大丈夫かと自問してます。
結婚してからあんなことがあった、こんな目に遭った、この恨みつらみ忘れてなるものか!
煮えたぎるような思いを秘めて歯を食いしばってきました。
怒りが原動力みたいな面もありました。
それなのにどんどん忘れていく
いいのか悪いのか
負の思い出なんか忘れた方がいいと思います。
でも、もやもやした苦しかったことは覚えてるのです。
他人様の嫁姑問題を聞いて、同じようなことがあった!となるわけです。
どんな辛い過去があったのか
いざとなると、具体的な場面が思い出せないのです。
毎日毎日、あんなに言いたいことがあったのに、今となってはすっと出てこないのです。
水に流したわけでも忘れ去ったわけでもないのに。
言葉が出てこないのと同じような感覚かもしれません。
あんなに覚えてろ!今に見てろ!と心の中で叫んでいたのに。
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