大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
ボロキッチンの設置で不完全ながらも自分の城を手に入れました。
あれから二十年経ってもまさかのあの問題に直面しています。
次男が生涯の伴侶と決めた彼女さんをこの家に招いた時、悶々と悩み、同居の不遇さに泣きました。
次こそはこの事態を打開したいと強く願ったものの、虚しくも台所と洗面所が一緒というおかしな空間を露呈しました。
そして、今度は長男です。
初めての我が家訪問ですので洗面所を使う場面もなく、お手拭きを用意してなんとか取りつくろいました。そのお手拭きも直前になってお手拭きにちょうど良いハンドタオルがないとかお客様用の茶器がないとか、右往左往しました。
まともにおもてなしもできないボロキッチン...
ソファもないのでどこへ座るのか、簡素な小ぶりのダイニングテーブルの椅子はクッションがないので木の座面そのままです。
何もかもが中途半端で月日の経った家、あちこちのボロを隠しきれません。
何日も前から除草剤を撒き、少しずつ掃除を進めてなんとか体裁を取り繕って客人を迎えました。
素敵なお嬢さんでたくさんおしゃべりもできて楽しい時間を過ごせました。
あちらも疲れたでしょうが、マザオと私も後からどっと疲れが出てぐったりしています。
いつでも気兼ねなく人を呼べる空間が欲しいです。
掃除さえすれば、構造的なことであれやこれや悩まなくていい空間が欲しいです。
誰にも遠慮のいらない清々しい空気の空間が欲しいです。
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この記事へのコメント
無題
私も同居3◯年、実親,姉妹,友達…呼んだことありません。そして私の息子世代、お嫁さん来ても台所でお喋りするだけです。爺婆揃ってリビングふた部屋占領ですから。
Re:無題
一応は自宅となっている家も、人も呼べない、好き勝手に使えない、四六時中気を使って忍者のように過ごす、最悪です。このまま月日だけが過ぎていくのを指をくわえているしかないのでしょうか。
気が滅入るばかりですが、同志がいると思えば頑張れそうです。^^