大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
いつもより少し早めの時間でしたが、マザオが「今の内なら」というので急いでお風呂へ行きました。義母がいなかったのです。
お風呂に入ってる間に義母が帰宅してしまわないか気にはなりましたが、入れる時にさっさと入ってしまわないとタイミングを見失ってしまうことが多々ありますからね。
私は入浴中に洗面所の明かりをつけません。
浴室の電気だけで事足りるからです。薄暗い中で脱着衣をちゃっちゃと済ませてサッと出てきます。
いつからこんな習慣になったかもう覚えてませんが、貧乏が加速した頃に電気代も惜しんでの行動だと思います。
洗髪をしているとその暗いはずの洗面所がパッと明るくなりました。
最悪です。
このタイミングで義母が帰ってきてしまいました。
この状況を認めたくないばかりに、マザオが来たのでは?とも考えましたが、いつまで経っても声はかからないし用があるのなら急ぐはずです。
思わず、息を潜めた私です。
風呂場で息を潜めたところで何の効果もありませんが、自然と体が反応してしまいます。
ゆっくりと、ものすごくスローに、音をなるべく立てないように、意味のない無駄な努力を必死で。
そのうち洗面所は元の暗闇に戻りました。
が、洗面所の扉の磨りガラスから義母のダイニングの明かりが煌々と漏れ入ってるのがわかりました。
風呂場でやることがなくなった私は仕方なくお湯の張ってない浴槽へしゃがみこみました。
このところの気候で暑い日はガス代節約のためシャワーで済ませてるからです。
時々、風呂場の磨りガラスに顔をくっつけて義母のダイニングの様子を伺いました。
でもトイレと違って、例え義母がほんの少しの間だけでも部屋から出て行ったとして、その隙を狙って飛び出すことはできません。入浴中ですから!
いつまで経っても立ち去る気配がないので、きしんだ音が出ないようちょっとずつ慎重に風呂場のドアを開け、腕を伸ばしてタオルを取りました。
静かに体を拭いてから、タオルを肩からかけてまた空っぽの浴槽に座ってました。
だんだんと腹が立ってきました。
マザオが「今の内に」と言ったから!
義母が帰宅したのがわかってるはずなんだからなんとかしろ!
完全な八つ当たりですが、気持ちの持って行きようがありません。
電気が消えた!
肩にかけたタオルを体に巻き、着衣後回しで静かにダッシュ
やっと部屋に戻ったら、四十分も経っていました。
やりきれない怒りと馬鹿げた行動に自分で自分の首を絞めてる感じがしました。
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この記事へのコメント
無題
言ったからには、責任とってもらわないとね!!!
八つ当たりでは、ないですよー 絶対。
今日、涼しかったですよ。大丈夫ですか?
Re:無題
昼間は暑いのに夜は肌寒いくらいです。この日もシャワーだけでは少し肌寒かったので余計にイライラしてました。
カッカしてそのうち髪も乾き気味でなんとか、貧乏人根性でしょうか?(笑)
まあ、実際にはなんとかしようにも策が見出せないのでしょうね。^^