大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
義母の声が響き渡るので誰か来ているのかと思ったくらいです。
様子を伺いながら廊下を見たけど、誰もいません。
電話の声でした。
なんであんなに大きな声で話すのでしょうか。きっと電話の相手は受話器を耳から離してると思います。
しばらくしてマザオを呼ぶ声が聞こえました。
アッシーの要請ですね。
出掛ける前にやることやっていってもらわないと!
いつだったか、投げつけられた言葉を思い出しました。
お前こそ、「女のプライド」をかけて掃除くらいしていけ!
これもまた声に出すことはできませんでした。
義母って、本当に掃除をしない人です。
浴室も、換気扇も...
何度か書き綴ってきましたが、掃除機すらほとんど掛けてる姿を見ません。
自分はやらないくせに口だけは出しまくります。
家事は嫁の私に丸投げでしたし、
たまに掃除機を使う姿を見れば、何でもかんでも吸い取ってしまい詰まらせるのがオチでした。
お皿を割った時、ソコソコの大きさの欠片は掃除機で吸い取ってしまいます。
普通は拾えるだけ拾ってからだと思うのですが、義母はおかまい無しです。
花瓶を割った時、水も葉も何もかも吸い取って良しにしようとする義母にびっくりしました。
なので、うちの掃除機はすぐに壊れます。
そして、私が買った掃除機が壊れたのを最後に、掃除はホウキと雑巾ですることにしました。
何回買っても、最後は義母の変な使い方で壊れてしまう。
買っても無駄!
と言うより、あの頃、掃除機を買うお金も正直なところ厳しかったのです。
とりあえずは雑巾でしのごうと思って始めた掃除機を使わない生活ですが、意外とこちらの方が綺麗になる気がするのです。
掃除機が壊れたまま放置されてどれくらい経ったでしょうか。
義母がいよいよ持って自腹で掃除機を買ったのです。
これも自分が買いに行ったのではなくて、マザオに「安くてよさげなものを買ってきて」と、頼んだのでした。
あの頃はまだ車を乗り回して毎日のように出掛けてたのに、掃除機の購入時になると急に弱くて重いものが持てない高齢者へ早変わりです。
買ったら満足したのでしょうか。
何度かお目見えはしましたが、気がつけば前回見たのはいつだったかな?
そんな具合です。
掃除機をかけない、拭き掃除なんてしている姿を見たことがない、
義母のキッチンやダイニングの床は言わずもがな...
私は絶対に素足で歩きません。
土足に履き替えたいくらいです。
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