大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
突然マザオが言いました。
賃貸マンションから高齢者が退去を求められることがあるらしいと。
漠然と老後の話をしていた時です。
分譲か賃貸か、この家をどうするのか、店を畳んだ時からずっと言い続けてるくせに具体的なことは何一つ進んでいません。
あの時、勢いで買ってしまいそうになったマンション
住めば都で買ってしまった方が良かったのか
あらためて六十という年齢を考えさせられました。
このままずるずると時間だけが過ぎていったら...
車がないと生活できない地域です。
バス路線もどんどん減ってしまってます。
今は夫婦二人で協力し合えることも、ひとりになって困るのは時間の問題です。
昔々、義母が孫である息子たちも一緒に住める三世帯住宅を建てたいと言っていました。
冗談じゃない!その時は曖昧に流していましたが、今思うとぞっとします。
第一、息子たちには自分自身で選ぶ自由があるはずで、ここに留まることが当たり前だと思ってることにぞっとしました。
そんな義母は優雅なサ高住暮らしでこちらの援助も当たり前のように享受しています。
こちらの苦労なんてわからないでしょう。
子供達に迷惑を掛けたくないといつも言ってましたけど、迷惑かかってますから!
ほんと、いいとこ取りの人生でやりきれない思いです。
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