大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
激動の日々でした。
マザオと義母で連れ立ってサ高住へ、先日二度目の見学へ行ってきました。
そこがとても気に入った義母は自ら入所の意思表示をして、順番待ちの書類に署名してきたというのです。
それからがあれよあれよと...
モデルルームへ何度行ったでしょうか。
私が仕事から帰ると、今日は銀行へ行った、登記簿を確認したと目まぐるしく展開して行きました。
どの部屋にしようかと散々悩み迷って、それからはオプションをどうするか、
それはそれは夢のような作業でした。
でも咽のつかえが取れないのです。
小骨が引っ掛かり、気にしない気にしないと言い聞かせても。
「問題ありません」
まず銀行から始まった胸騒ぎでした。
今日(すでに日付が変わってしまいましたが)は朝からずっと夢のマンション別居暮らしのために走り回っていました。
まさかの胸騒ぎが現実となって放心状態で今です。


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最近、義母の元気が増したような気がしています。
出掛ける際に部屋から出た廊下で、玄関で、庭で、はっきりした声でなにやら言っています。
マザオに話しかけてるようで実は独り言だったりするので不気味です。
イラっとします。
独り言は今始まったことではありませんが、少し前まで割と鎮まっていたのです。
実現するかまったくわかりませんが、
義母がサ高住なりの施設で過ごすことになるかもしれない案に
「少し心の準備が必要」だと言っていたようです。
なんともいえない気持ちになりました。
それはそうでしょう。
義母にとっては今まで過ごしたおとうさんの建てた家であり、
娘や孫と一緒に過ごした義母の思い描いたままの生活をして来た家だから。
ここが終の住処だと思っていたのではないでしょうか。
そう考えるとなんともいえない気持ちになったのは事実です。
甘いのかもしれません。
どうして今更、こんな気持ちになるのかもわかりません。
でも、義母のはっきりした独り言が聞こえると一転イラっとする私です。
決してこの先が決まったわけでも進んでいるわけでもありません。
ただ、後退はしていないのです。
散々、我慢ばかりの人生だったのだからいい加減に私にだって幸せがきてもいいじゃない!
お義母さんはずっと自由で思い通りに過ごして来たのに!
こんな家、大っ嫌い!
嗚咽と一緒に吐き出した私の苦しみにマザオが応えようとしているのは確かです。
後退はしていないけれど高い壁はあります。
夢だけ見て元の木阿弥かもしれません。


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