大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
ああ、また年を越すねえ
同僚との会話です。
気づけばあっという間の十年です。
店をやめたらあれもしたいこれもしたいと思い描いていた生活、一部叶ってはいますが基本馬車馬のように働いてます。
店の資金繰りに苦しんでお米も買えず、毎日お金のことばかり考えてどうかなりそうだった時とは雲泥の差ですけど。
一番は義母との同居が終わったことですね。
当たり前のように今のんびりと過ごしてますが、私の人生の大半は苦しみに満ちてました。
悩みがないわけではありませんが、こんな落ち着いた日々が来るとは思いませんでした。
昨年末には息子たち家族が集結し賑やかなお正月を迎えました。
それはそれで楽しかったけど、ちょっぴり大変だったのも事実です。
もっともっと大変で寝る間もない地獄の年末年始が当たり前だったのに、夫婦二人の生活が普通になってしまったから。
でも、もうあんな思いをしなくていいと思うと気持ちにも余裕が出てきます。
もう少し早く、こんな日がくれば良かったのに!
たらればを言えばキリがありません。

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悔しいけど、つくづく義母が羨ましい。
同居どころか舅姑も存在せず、新築のアパートで結婚生活をスタートさせたそうです。
その後、二度も新築の家を謳歌して今は優雅な老後を送っているのです。
私はその二度目の新築の家への引越し作業を幼い長男をおんぶして奮闘しました。
自分の車で運べるものは毎日、車に積んで運び入れました。
箪笥の引き出しさえも!
ばっかじゃないの、と今の私は思いますが、あの頃はなにもかもが怖かったんです。
引越し料金が高い、引越しの準備が進んでいない、
なにげない言葉がすべて自分に向けられてるようでぐさりと突き刺さりました。
引越しの話から思わず話が逸れてしまいました。
自分の老後はどうなるのか、今更ながら不安がよぎります。
口ばかりで少しも進まない夢のマンションライフ、今の家だってもっと本格的に片付けなくては始まりません。
義母の今の生活はすべてこちらがお膳立てしたものです。
家電や家具も預貯金のない義母と別居するためならとこちらで用意しました。
それに関して後悔はないですけど、悔しい気持ちがないわけではありません。
どうしたって老いはやってくるのに間に合うだろうか、不安はぬぐえません。

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