大きな家のボロキッチン

その昔、小姑が店の経理一切を取仕切ってたころです。

その頃、小姑がお給料をいくらもらってたかは知る由もありませんが、義父と義母はふたり合わせて１０万円以上は確実にもらっていました。

夫婦で１０万円って少ないですか。
住宅ローンを始め自家用車の維持費、税金や光熱費と食費は当然でガソリンや冠婚葬祭などの交際費はもちろん、定期預金まで店の売り上げから小姑がやりくりして出していた模様。デパート会員の積立ても、です。義母が朝市で買ってきたものまでお金を渡すんですよ！？せこい！！

義父は飲まない打たないタバコも吸わない人だったし、１０万円いったい何に使っちゃってたんでしょう？




そのころの私は、時給３５０円！
バイトの掛け持ちをしながら子供達の学資保険の積立てを死守するために必死でした。
ちなみに、小姑達の学生時代、店を手伝うと時給９００円だったのを随分あとになって知りました。

その小姑が嫁に行き、経理雑用全般が私に回ってくるかと思いきや違いました。

難しくて私には無理だろうという配慮で嫁入り後も小姑が引き続きやることになりました。

「なりました」っていうか、私が全然与り知らぬところで決まってたことですけどねー。


小姑の嫁入り先は近くない、毎日通勤出来る距離じゃない。

そこで、毎日の帳簿は私がやるよう指示されました。
ついでに、釣り銭の用意や銀行回りもやることになりました。

よほどのことがなければ・・・、事務員としての小姑は必要ですか？？？

私の給与体系も変わって、時給３５０円にプラス月給１万円になりました。

月末の〆と伝票のとりまとめを、小姑が遠路はるばるやって来て仕上げてくださいました。
出来上がった伝票を会計事務所へ持参するのは私の仕事です。

会計事務所へ行くたびに、垣間見る伝票から「誰でも出来るんじゃね？」と思ってた私ですが、小姑から仕事を取り上げたらどんな騒動に発展するか想像がついて、とても言い出せませんでした。

あの頃の散財を借入返済にあてていたら、今こんなに苦しまなくて良かったんじゃないかと思うと悔しくてなりません。


月１の訪問で、

ちょろっと仕事らしきことをして

月給７万円！！　(＃｀皿´)


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