大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
ボロキッチンの部屋の押し入れの一角にはスノコを敷いた上に衣類やひざ掛けなどが適当に積み上げられています。
子供の学生時代のジャージだったり、ゴムの伸びたスウェットだったり、首回りがヨレヨレのTシャツとか。
普通なら捨てるところですが、あまりの貧乏性で捨てられなかったんです。
マザオも私もパジャマを着ません。寝る時はここに積み上げられた衣類を適当に選んでました。
もしもの時にこの格好では非難をためらうんじゃない?
そろそろ捨てようか。
片付けることにしました。
狭いスペースに積み上げられたそれらは、ついこの前まで大事に着ていたかと思うと我ながら何とも言えない気持ちになりました。
下着も買えなかったんですから部屋着なんて買えるわけがなかったし、そもそも「買う」という行動を忘れてしまっていました。
片付け開始で、大きなゴミ袋を片手にポイポイと、入れるつもりでした。
Tシャツを手に取れば、カットして雑巾になどと思いとどまり、
ジャージをつかめば、まだ着られるとゴミ袋行きを躊躇し、
一向にはかどりません。
貧乏のどん底で辛酸を嘗め尽くした身には、買うことも捨てることも出来ないようです。
契約から半年が経とうとしています。まだまだゆとりなどありませんが、いい加減にボロやガラクタを処分してすっきりとリスタートしたいです。
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