大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
昨夜、久々に寝姿の義母を見ました。
幽霊かと思うほど昼間の姿からは想像出来ない老いが来ていました。
毎日どこへ行くのか、とにかく家にはいない義母です。
都会育ちで若い頃にはスカウトされたこともあったという義母ですので、歳の割にはおしゃれです。
だからイライラするのですけどね。
私たち家族はカツカツで暮らし、かつては子供の学費にも苦慮し、今は完全なるサイマーです。
それに対しての義家の人たちの生活は...
洋服もたくさんお持ちの義母です。
私への手前からか、「お金ないから買えない」とふざけたことを平気で言うくせに、見たことのない靴、見たことのない洋服、見たことのない帽子、いろいろお見掛けしますけどね。
そんな義母がさっそうと出掛けるときはストールを巻いています。
それはもう色々ありますよ!
私なんて陰から「手ぬぐいで十分、草でも取りやがれ」と悪態をつくのが精一杯。
そんな自分はよれよれのタオルを巻いて雑草と格闘していたりするのですから、やりきれません。
どこかにストールが引っ掛かってしまえ...
昨日のピザの件でたくさんコメントをいただいて、やっぱりおかしい!普通じゃない!と再認識しました。あまりに理不尽な生活が続いて感覚が麻痺していたのかもしれません。怒りの再燃です。
ところが、日付の変わる頃、不用意に廊下へ出たら義母とばったり出くわしてしまいました。
最悪!
心の中で舌打ちをしたのですが、寝姿の義母を見たのは久しぶりです。
一昨年のバトルから意図的に避けていることもあって、夜中に義母を見ることはほとんどありません。
昼間の姿からあまりにもかけ離れていて驚きました。
それもそのはずです。
比較的若い頃からカツラを愛用しているので、私の知ってる義母はきちんとセットされた黒々とした髪ですが、昨夜の義母は真っ白な少ない髪がボサボサ。
義母世代にしては長身で私とほぼ同じ位だった身長はあきらかに小さく縮んで背中も丸くなってました。老婆という言葉がぴったりです。
か細い声で「こんばんわ」と無言の私に向かって言いました。
私の目はつり上がっていたと思います。
大人げないことはしたくないので嫌々でしたけど、「おやすみなさい」とボソッと言い放ってそそくさと部屋に引っ込みました。
あんな弱々しい声は聞いたことがありません。
家の中で嫁にむかって「こんばんわ」!
昨日は一日中、会いませんでしたから「こんばんわ」でいいのかもしれないけど、なんか変でしょ。
老けたなあと思いました。
あと何年かなあと考えてしまいました。
腐れ縁の感傷ですかね、ふと、このままでいいのかなあと思いました。
この気持ち、自分では理解出来ません。
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この記事へのコメント
無題
ん~ それは作戦では? うちのはそんな感じでまわりの人から同情をかってましたし。
で、その後はけろっとしてましたよ。
あー 憎らしい!
Re:無題
お返事が遅くなってしまい、ごめんなさい。
その可能性、十分あり得ます!
あーやだやだ。
でも最近は、なぜか、ドスドスと歩かないんですよ。変な期待をしてる私です。(笑)
頭とこころ
頭で思うことと
心が一致しない…
早く死んでしまえ‼︎と
思ってるはずなのに
衰えを感じると
このままでいいのか❔
自分でも混沌とします。私も
人間て宿題が終わらないと
あの世に行けない。
と聞くので、うーさん義母は…きっと、うーさん家族に感謝してから逝くと思います。
うーさんの幸せを願います。
Re:頭とこころ
お返事が遅くなってしまい、ごめんなさい。
不思議ですね。
こんなに恨み辛みでいっぱいなのに、なぜかふと気の毒に思うことがあるのです。
それが情なんですかねえ。
それがなくなったらおしまいと思いつつ、自分でも不思議でなりません。^^
今思うと・・。
あれだけ腹立たしい存在で、私のことも散々虚仮にした人でしたが、なぜか亡くなる直前、半ボケになっても私が誰だかはわかっていたみたいです。そして実の息子の旦那のことを「あんたの旦那」と言っていました。
今は腹立たしい日々も遠い出来事となり、とても平和で満ち足りています。そうなると、自分も義母のように心身共に老いを感じるようになってきています。
あれだけ嫌いだった姑ですが、亡くなってしまうとたまに良いところも思い出します。
でも、子供達との同居は絶対しないという強い意志は変わりませんけどね。
Re:今思うと・・。
お返事が遅くなってしまい、ごめんなさい。
そうなんですね?
良いところも思い出す、なんとなくですが分かる気がします。
私も時々ふと、もっと距離があったら、別居していたらどうなのかな?と思うときがあります。
だらしのない義母なので細かいことは口うるさくないのです。
言いつけられた事をやりさえすればそれがどうであろうと。
ただ神経質な小姑が文句を言うのでダブル攻撃でやられっぱなしでしたが。
早く懐古してみたいものです!^^