大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
事実上は破綻の状態にあったとしても、
いいえ、うちの店はとっくに破綻してます。
世間一般で使われる倒産。
法令上において厳密に言えば「倒産」という言葉はありません。
そうなんです、うちのように事実上はとっくに破綻していても、厚顔無恥に支払いを滞らせても、経営者が存続の意志を持って営業を続ければ倒産はしません。
銀行への返済が出来なくなっても、即差し押さえとはならないのです。
銀行は思っているよりも簡単に不良債権として保証協会へ丸投げすることが多いです。この保証協会も時に柔軟な姿勢をみせて人の一生では完済できないような返済プランでも話し合い次第では承認してくれることだってあると聞きます。
これらはプロ並の知識を持って交渉しての話しかもしれませんが。
言うまでもありませんが、私にはそんな知識や裁量はこれっぽっちもありません。借金をめぐるプロのHPの受け売りです。(汗)
現状において
うちの経済状態は、まさに「明日の米にも困る」、これに近い状態です。
私の文章がつたないせいで、ずいぶんと皆さまに心配をおかけしてすみません。
確かに、危機的状況ではあります。本当に崖っぷちです。
だけど、私は屈するつもりもありません。
どん詰まりになったら、その時はその時。
子供達も独立しました。
今、やるしかない!自分がまだまだ動けるうちにやるしか!そんな思いでした。
あと少しで、現金が入って来なくなります、収入がなくなるということです。
私の就職先は決まってますが、満額いただいても今ある返済をしながら生活するには到底足りません。まして、お給料をいただくまでのブランク期間、どうやって暮らすの?
預貯金もなしに店をやめるのは少々無謀だったのかもしれないです。
でも、店を続けても預貯金出来る見込みがまったくありませんでした。赤字が増えるだけだったんです。先日の記事にもあったように、毎月の決まった支出以外の支払いがあればたちまち行き詰まり、借りては返すという不毛のサイクルに陥るのですから。
昨日の記事の最後に書いた通り、煮え切らないマザオにハッパを掛け過ぎて大喧嘩になりました。
口では負けるわけがありません。
店をどうするか、今後の生活をどう立て直すか、の激しいバトル・・だったはずが、
いつの間にやら同居の愚痴にすり替わり「私の人生返せー!」と叫んでました。
大声で罵り合う様子にびっくりした義母がすっ飛んできました。
「ババアはすっこんでろ!」
なんとふたり同時に声を張り上げてました。
普段、こんな荒い言葉使いをするマザオではありません。
それにもまして私です、勢い余ったとはいえ面と向かってババア呼ばわりとすっこんでろと命令・・
今、思い出しても笑えます。
なにがどうして、この一件で?、商売をやめることになりました。
あっという間でした。
店を貸します。
マザオとふたりで働いて、店を貸せば返済しながら暮らせる試算でした。
義母には年金で自分の生活費を賄ってもらいます。それ相応の光熱費など一部はしっかり負担してもらいます。最低でも月額10万はあるはずですから出来ないとは言わせません。
銀行にも会計士さんにも懇意の不動産屋さんにも相談しました。
みんな、「その方がいい」との判断でした。
こちらの条件にあう借り手が見つかりません!
非公開のコメントをくださった方へ
いろいろとアドバイスをありがとうございます。
本日の記事で多少なりとも私の薄っぺらい見通しをご理解いただけたらと思います。
もう後がありません。でも、もう少し粘ってみます。今までずっと堪えてきたのだから大丈夫、乗り越えられると信じて。
うーさんより

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銀行巡りの結果、予想を超える見事な赤字っぷりが露呈しました。
借入金が目眩するほどにあるのですが、その保証金の引き落としが8月でした。
忘れてました。バカです。すっかり忘れてたんです。
借入額が大きければ大きい程、保証金も大きな金額になります。
それも1本ではありません。
他にも7月の下旬にリース契約している機材のメンテナンス料や諸々の保険の更新など、平常月にはない引き落としが羅列して印字されていました。
日々の出入金では利益(と言っていいものか疑問です)が出てはいます。さもないとお店自体が回りませんから。
ですが、マザオと私は経理を任されるようになってからまともにお給料をいただいたことがありません。
まったくのゼロというわけではありませんが、決まった日に決まった金額を捻出することは不可能でした。必要な時に最低限必要額を抜き取る感じ?
自分でやってみてわかったのは、甚だしい赤字を日銭でごまかしている現実です。
事務員小姑からの引き継ぎは一気に渡されるのではなく、給料計算だけを1年、入出金伝票を頼まれた時、会計事務所への使いっ走りなど細切れで言いつけられた事をこなしながら少しずつ移譲されてきたのです。
「これってどうなってるの?」なんて質問は御法度です。
今思えば、どうしてあんなにビビって小さくなって言いなりだったのか自分でも理解出来ません。
嫁という立場は弱く辛いものだとインプットされてました。
完全に店の経理が私の手中に納まった時、小姑は言いました。
「退職金は200万でいいから」
(この件は義母が出すべきと言い張って揉めに揉め、最終的に税務署から私的流用だと勧告を受けたんです!)
昔は儲かっていたのかもしれませんが、恩恵にあずかったことありません。
義母も小姑もカツカツの生活なんてわからないんでしょうね!
マザオは長時間労働、私はダブルワークで必死で働いても子供を塾へやるお金もありませんでしたから。最近話題の貧困世帯にピタリとあてはまります。
話がどんどん横道へそれてしまいました。すみません。
ATMで残高に愕然としたものの、支払うべき取引先へ振り込まなければなりません。
私は持っていた残りのお金から追加で入金し振り込みました。
もう手元にあったメモは役に立ちません。
だってお金が足りないんだもん。
払えると思ってたものが払えなくなりました。
幸い、ATMコーナーの人影はまばらで、私は通帳を睨みつけながら計算してみました。
こっちとそっち、どちらか一方なら支払いが出来そうです。
現金を温存して、ここは一旦撤退すべきか、それとも払えるうちに払うべきか、
迷いに迷いましたが、高額の方へ振り込んでしまいました。今払わなければ払えなくなるような気がしたからです。
帰ったらすぐに出納帳を見ながら処理してしまおうと思ってました。
今後の支払い計画を練り直さなくては!と気は急いてました。
私、バカです。
今の今まで、ぼんやりして過ごしてしまいました。
ほんの少しだけ気を取り直しても、取り憑かれたようにスマホのパズルをやって時間を浪費しました。
店でも魂がぬけたようで、マザオがフォローに回りました。
具合が悪いと思ったみたいです。それでも家に帰れとは言いません。帰れば義母がいますから帰りたくないのがわってますかね。
ずるずると現実逃避を続けて
なーんにもやってません。
もー、自分がイヤになります。
こういうバカは大っ嫌いです!

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