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大きな家のボロキッチン

別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?

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いつのことだったか、子供が小学生の頃だったか?
昔の話です。


どこでどんな話を聞き及んだのか・・・。

「ぼくのお墓はどうするの?」
唐突に、こんなことを聞いて来た次男。

よくよく聞いてみると、長男である兄は先祖代々のお墓があるけど、自分は行く先どうなるんだ?と。


突拍子もない質問に面食らいながらも、大人になって独立したら自分の好きな場所に好きなようにお墓を建てればいいというようなことを話しました。


「えー、お兄ちゃんはお墓があるのに、僕は自分で買うの?」
「じゃ、お墓、買ってよ。」









先祖とお墓をこよなく愛する義母になにか吹き込まれたかしら?

そんな詮索をしてしまうくらい、子供らしからぬ変なことを言い出した次男。
今ある先祖代々のお墓に入らなくてもよい、どこへ行こうが誰も咎める事のない自由な立ち位置の「次男」。

生まれながらにして将来の自由を勝ち取って出てきた存在なのに、なにゆえ我が家のお墓にこだわるのか、私にはまったく理解できませんでした。

今時、男も女もないジェンダーフリーが声高に叫ばれる世の中で「長男、次男」「家」などと古めかしい時代錯誤なことを言ってることは百も承知です。次男でありながら家を継いでいる方もいるでしょうし、養子という形でお婿さんを迎えてる女性もいるでしょう。

でも、「長男の嫁」は間違いなく存在するのです。なので、やっぱり次男という響きは羨望のまなざしを向けてしまいます。


「家」というややこしい存在をまだ理解しているとも思えぬ次男に説明したところで始まらないと思った私は言いました。

「新品で誰もいないんだよ。どこでもいいんだよ、お母さんもそっちがいいな!」

予想外の答えが返ってきました。
「お母さんはだめ!未来の奥さんとふたりでいっぱいだから。」

あー、そうですか。(ー ー;)
未来のお嫁さんにはとっても頼もしい言葉でしょうが、私はこんなたわいのない会話でもグサリと胸に突き刺さるものがありました。

よく耳にする「義父母と一緒のお墓になんか入りたくない」
私も同じです。
「海にでも散骨して」と冗談めかして言ったら、「法律で禁止されてる」と真顔で返してきたマザオ・・・ 喰えない男です・・・。

今はロッカー式のお墓もあるみたいですね、永代供養付きとかで。
自分専用にひとつ欲しいわー。
お金ないから買えないけど。


「お兄ちゃんはお墓があるのに、ぼくは自分で買うの?」
「ずるい!」

次男と私の話を聞いていたのかいないのか、素知らぬふりをしていた長男。


「あのお墓?」

「要らないからやるよ!」

「だったら僕も要らない!」と次男


どうしましょ?


お義母さんの宝物のお墓、


みんな、要らないみたいです。(爆笑)


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無題

うーさん!昨夜は コメ返 有り難うございます。
お墓 買って!! 子供らしい会話に 癒されました。家は 婆が 入院した時に 息子は 小2でしたが 自分の 大切な 小遣いで 婆の 好きな
煎餅を 見舞いに 買って行ったら 中身も見ずに
後から 来た 見舞い客に 息子の 目の前で
あげてしまいました。息子が 泣いて帰りました。
私が 誕生日に プレゼントした バックも
他所の オバサンが 提げていたわ。
私にとって 婆は 反面教師です。
あぁは なりたくないと。
因みに マザコン亭主は 50を 過ぎて 少しだけ
私に 付くようになりましたが、、、もぉ 遅い!!
  • by くるりん
  • 2014/07/23(Wed)13:33
  • Edit

Re:無題

くるりんさん、こんばんわ。
こちらこそ、コメントありがとうございます。
すぐにお返事出来ないときが多いんですが、懲りずに遊びにきてくださいね。

くるりんさんのお姑さんって、なかなか・・・かなり!?キツい方ですね。
うちもいろいろありますが、孫に対しては(ある事はあるんですけど)寛容で、子供達も?の部分はボケの一種と捉えてるようです。

夫って存在・・・「頼もしい」は亭主関白と紙一重、「優しい」は優柔不断なマザコン、
本当に、今頃反省しても遅い!!ですよね。
  • by うーさん
  • 2014/07/24 00:37

私、たくらんでいます。

旦那が先に逝って私が残ったら、今のやたら費用を請求してくる寺とはとっとと縁を切って、墓も寺から他へ移すつもりです。
多少費用がかかっても、今の年間の費用を思えばすぐに元が取れるはず。それで、私は戒名なんていらないし、散骨でも樹木葬でも、家の墓とは遠いところに葬ってもらいたいと考えています。
それほど仏教を信仰しているわけでもないし、舅姑の時に払った戒名料の馬鹿高さや、葬式に寺の意向で複数の僧侶を呼び、それぞれにお布施や食事料、車代を払う・・・今の葬儀のシステムにつくづく疑問を抱きました。
旦那は世間体があるのか、檀家を止めるなら自分がいなくなってからにしてくれなどと言います。
もともと借金だらけで自宅すらなかった旦那の実家なのに、なぜ葬儀や墓で見栄をはらねばならないのか?
下々の身分の私にはさっぱりわかりませんでしたけどね。
今の生活にきゅうきゅうとしているのに、死後の世界のことでまで姑の意向を尊重なんて、ちゃんちゃらおかしいですよね!?
  • by まりりん0801
  • 2014/07/23(Wed)16:01
  • Edit

Re:私、たくらんでいます。

まりりん0801さん、こんばんわ。

そうなんですよね、本当にお寺ってお金がかかります。
遺産相続の話の時、「お寺さんにお金がかかるから」と本家の負担を重々承知してた義母が先陣切って現金は全部配っちゃうんですから!なにをどう考えてるのかさっぱりです。

生きてる人が優先に決まってる!
そう思いません?
先祖先祖って唸るなら、早く先祖になればいいのに・・・(あら、言っちゃった!)

死んでからも十把一絡げの「家制度」がとことんイヤです。
  • by うーさん
  • 2014/07/24 00:42
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