大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
私が気づいてないとでも?
マザオのお裾分けは最近ほぼ毎日ではないでしょうか。
最初はさほど頻繁でもなかったように思います。
調理実習で初めて作ったものが美味しくて家でも作って家族に振る舞う小学生のようなものだと思ってました。
五十を過ぎたおっさんですけど、新米主夫ですから。
自分のものでない食器がボロキッチンにあれば、それは義母のものです。
私が仕事でいない間に義母がマザオになにか持って来たのか、マザオがお裾分けのために向こうのキッチンから持ち出して来たのかわかりませんが。
義母の食器はきれいに洗われていないから、私は極端に義母の食器の存在を忌み嫌います。
だから、私が仕事へ出るようになってしばらくはボロキッチンに義母の食器が存在することなどほとんどありませんでした。
それが日に日に目に付くようになってる気がします。
私が黙認してるから?
見切り品のメロンを格安で買いました。
うちでは、こし網の上でメロンの種を取ります。滴り落ちるメロン果汁でゼリーを作るのです。
見よう見まねでマザオもメロンゼリーを作ったと言います。
冷蔵庫をあけると小さな器が三つありました。
ひとつはこちらの食器ではありません。
「なんで三つ?」
思わず口からこぼれました。
この前、さくらんぼを貰ったお返しだと言います。
そういえば、ふたつほどさくらんぼを食べました。買えるわけがないので義母から貰ったのだなと思いましたけど、黙って食べました。
悔しいけど、さくらんぼを見た瞬間に食べたい気持ちが勝りました。
自分の中で屁理屈こねて理由を作り、意地でも要らないとはなりませんでした。
さくらんぼ二つ三つとせこいメロンゼリー、良い勝負ですが。
「メロン食べたっけ?好きでもないのに勿体ない。」
義母はスイカやメロンをあまり好んで食べなかったような記憶です。
マザオが笑いながら言いました。
「どけち!」
確かにね、どけちに違いないですけど物じゃないんですよ。
この心理は!!
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この記事へのコメント
無題
この心理、きっと主人には受け止めてはもらえませんよね。。。
どれだけの積み重ねがあって、この感情になったと思っているんだ!!
そして済んでしまった事じゃないぞ!!
現在進行形なんだよ!!
[ing]なんだよぉぉぉおおお!!
ごめんなさい、私まで興奮しちゃいました…。
Re:無題
ほんとに、ほんとに、そーなんですー!!
そして、こういうひとつひとつが忘れられないのですー。
心情を分かち合えて嬉しいです。
ブログを始めてから、同居の苦しさ、日常のささいな不満、そんな気持ちをわかってもらえてひとりぼっちじゃないと思えるようになりました。
ありがとうございます。