大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
九月になりました。
暑い暑いと唸っていたのにここ二、三日は朝夕にほんの少しの秋の気配を感じます。
そして、最近のマザオは「お袋」を連発しています。
「こんなに暑くてお袋、大丈夫かなあ」
「家の中で熱中症になるっていうから、お袋...」
「おふくろ、ちゃんと食べてるかな」
なんにつけてもお袋さんが心配な様子!
「黙って聞いてればいい気になって!」
私の心境はこんなです。
仮に口に出したとしたら、マザオは顔を歪めながらも多少の気遣いでその言葉を引っ込めるのではないかと推測します。
だったら言えばいいのか...、そんな単純な話にはならないのです。「人としてどうなの?」かつてのこんな言葉が頭をよぎります。
なので、私一人が勝手に憤慨し、勝手に矛を収め、勝手にイライラしています。
息子の結婚費用のこと、実母のこと、考えることはたくさんあるのに、能天気に「お袋」を連発するマザオに怒りを覚えてしまいます。そっちこそ勝手だと言われたら身も蓋もありませんけど。
それに加えて今朝...
タウン誌が郵便受けに投函されていました。
いつもはさらっと見て捨ててしまいますが、
マザオが裏表紙の広告に気づき、見てみるとランチクーポンが載っていました。
長男が帰省するといつも仲間と出掛けているお店でした。
安くて美味しいと聞いていたものの、私とマザオは行ったことがありません。
「行ってみる?」
即座にマザオが言いました。
「安いね!」
答える私、この夫婦、貯金のために節制するといった端からこれです。
ダメっぷりはひとまず置いといて、そのタウン誌はすぐにゴミ箱行きとはならず、横へ置いときました。
洗濯物を干して部屋へ戻ると、さっき置いたばかりのタウン誌がありません。
あれ?ここへおいたはずなのに。
マザオが、「ああ、お袋も見るかなと思って。」
カッチーン!!です。
なんでタウン誌まで共有しなきゃいけないの?
「クーポンはどうしたの?」
私は努めて冷静に聞きました。
後で持ってくるというマザオ。
嘘ばっかり!
節制して貯金するはずが、クーポンごときでランチへ行こうとする方が大罪なんですけどね。
お袋お袋お袋、それが嫌なんです!
「醤油のシミがついたらどうしてくれるの!?」
ついに炸裂しました。
義母は手紙や書類を食卓へ放り出してシミを付ける名人です。
昔からそれが嫌でたまりませんでした。だらしない!
すぐに立ち上がってタウン誌を取り返してきたマザオですが、どことなくイライラを抑えているようでした。
節制と言いながらランチクーポン一つで醤油のシミ問題まで引っ張り出し、あわや夫婦喧嘩寸前?
お互いのイライラを感じながら、そして、お互いに自分のイライラを隠そうとする滑稽としか言いようのないバカップルです。
根底はマザオの「お袋」が気に入らないだけ、つまり義母なんだと思います。
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この記事へのコメント
お怒りごもっともです
うーさんのような奥さまはそういません!
自分がいかに恵まれてきたか。
もっと自覚してほしいてますよね。
ババアの名前はNGワードです!
Re:お怒りごもっともです
自分の親と呑気に暮らせて、我が夫ながら本当に幸せですよねえ。(笑)
どうして女性が義親の面倒を見るケースが多くなってしまったのでしょうね?
養子に入られた男性は、嫁より大切にされてる気がしてなりません。ケースバイケースでしょうけど。
まだまだ辛抱は続きそうですが、明るい未来を信じて頑張るしかありませんねー。^^