大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
銀行回りをする前に、まずはカードローンです。
限度額まで達した二枚のカードとは違う三枚目のカードを取り出して、ちまちまと計算した必要最低金額を引き出しました。
こうして借金地獄のるつぼへ落ちて行く
そんな真っ黒な感情が渦巻く瞬間です。
不思議です。
初めてカードローンに手を染めた時はちょっとやそっとでは浮上出来ませんでした。
それが今やなんたることでしょうか。銀行回りで必要な残高に達するよう振り分けて入金を済ませれば涼しい顔になってしまいます。
ああ、これで今月も無事終わったなあー、そんな気持ちになってる自分にまたびっくりです。
なんにも無事じゃない!!
11月にカットした髪がうるさくなってきました。
今の職場は髪型にもうるさいです。客商売なので当たり前と言えば当たり前ですが、ボブであってもお辞儀した時に頬に髪が掛かってはいけないと注意されます。
元々、ショートカットが定番なので問題ないですが、前髪がうるさくなってきます。前髪を全部あげる勇気はありません。(笑)
自分で少しだけ縦にハサミを入れたりしましたがやっぱりショートは髪型を保つ期間に限界がありますね。
もちろん千円カットです。正確にいえば1080円ですが。
帰りに商売の嫁仲間の家に立ち寄りました。
かれこれ一年近く音信不通でした。いえ、積もる話は山ほどあったのですが、お互い忙しくて。
彼女もまた、私と同じく商売屋へ嫁ぎ、同居と貧乏で辛酸を舐めた同志です。
そして、彼女の嫁ぎ先も商売を畳んだのでした。
貧乏度においては、彼女の方が苦労人かもしれないです。
いやいや、人のこと言ってる場合ではありませんが。
借金し続けて生活していること、義母のカチン、様々な不平不満不安(3F?)
あからさまに打ち明けられる数少ない人です。境遇が似ているだけに返ってくる答えにも自分が納得して共感できるのです。
洗いざらい胸の内をさらけ出して、そして彼女の話を聞いて絶句して、
私たちの人生は博打打ちみたいだと自嘲し合いました。
暗い話ばかりだったのになぜか心が軽くなって、少し浮上して帰宅しました。
玄関に使いっぱなしの折りたたみ傘が置かれていました。
義母です。
傘を失くす名人です、小学生の男の子よりひどいかもしれません。手持ちの長傘がなくなって折りたたみ傘を出したのでしょう。
義母は折りたたみ傘を使っても、元のように折り畳んで仕舞ったことがない人です。
だいたい傘を干しているのも見たことがありません。
今まで私がやってきました。
反撃を開始してからは、目に付くと干さずにクルクルと丸めてやりました。やらなければいつまでもそのままだからです。
だから折りたたみ傘であろうとも折り畳んで仕舞うなんてことはないのですね。
いつも、何日も何日もイライラしながらその傘を睨みつけてます。
我慢の限界で折り畳んでからあるべき所へ仕舞うのが恒例なんです。
仕舞った翌日、雨でした。
今度こそ、義母に仕舞わせる!
毎回、根負する勝負が始まってます。
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