大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
目が覚めたらすでに外は明るく、七時を回っていました。
廊下とダイニングを行き来する義母の足音がします。
朝っぱらから義母の顔なんか見たくないので、しばらく部屋に閉じこもっていました。
ぼんやり天井を眺めていたら、この部屋に家具ひとつ置くことにまで揉めた過去を思い出しました。
元々は小姑が使い、その後は納戸の名目で空き部屋同然に。そして、やっと子供部屋として使えるようになったものの進学で部屋の主が不在になった途端、揉めまくった部屋です。
今のようにゆっくり寝ることができる生活環境が訪れるなんて考えられなかったあの頃は、理不尽なことが理不尽と感じる間もないくらい多忙で過酷な日々でした。
嫁に行った小姑が里帰り専用の部屋として空けておくよう要求したあの時も、馬鹿げてると思うだけで、義家族の反応は予想通りでした。
あの子も帰る場所が欲しいから
家族が仲良しだから
アパートは狭くて本当にかわいそう
どれもこれも、それ私に言ってもらいたいんですが!みたいな。
結婚したら、実家へは娘として帰るのではなく義家の嫁として「訪問」するんじゃなかったんですか?
結婚したら、実家の鍵を開けるなんてとんでもないことなんですよねえ?
実家うんぬん、たくさん聞かされましたけど、小姑の行動は全部真反対!
この部屋を奪取するまでの長かったこと。
ボロキッチンとこの部屋を合わせても、義母のテリトリーの半分にも程遠いけどね。
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