大きな家のボロキッチン

別居だったはずなのに！ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ？

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2020
05/18

小さな幸せが吹き飛びました。

せっかくの休みがまた雨予報でした。
朝のうちに簡単な片付けを済ませてぼんやり窓の外を見てたらお昼でした。

片付けといっても通販で買ったものが段ボール箱のまま放置してあったものが積み上がっていて、日々、明日やると言いつつそのままなのでした。

積み上がってるというと大げさですが、コロナ禍で安く出てた衣類や地方土産の福袋です。
なのですごく安いものばかりです。

安物買いの銭失い．．いえいえ身の丈の買い物です。

考えてみれば、安い！欲しいな！と思っても購入することが出来なかった年月が長すぎました。だから買う行為自体が罪悪感でもあり、買えないことが普通でした。
それを思えば安物であっても必需品であっても買っちゃおうかなと思える幸せを感じます。

そんな小さな幸せの箱を片付けて、やれやれとトイレに立ったら！
やっちゃいました、義母が部屋から出てきたのです。

急いでボロキッチン部屋へ戻ったのでニアミス？
見てない振りをして「会ってない」と心の中で繰り返しました。

けど、義母は、私が姿に気づいて急いで自室へ引っ込んだこともしっかり姿を見たことも気づいていると思います。

これだけでさっきまでの小さな幸せは吹き飛んでしまいました。

なんでこうなの！
不満と自画自賛ならぬ悲劇のヒロインで自己嫌悪です。
義母さえいなければこんな思いしなくて済むのに。

コロナ禍で入所は遠のいたままです。