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大きな家のボロキッチン

別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?

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日差しのないボロキッチンの部屋はコタツに潜り込んでいても手や耳が痛いくらいに冷え込んでいます。水道管が凍ってしまった時ほどの寒さは緩んだかもしれませんが、体感温度はまだまだ真冬の寒さです。

マザオ不在中の最初の休みは、ボロキッチン部屋へ引きこもることを決めていました。
義母が不在ならいいのにと願っていた私ですが、あろうことか出掛けたことに気づかないまま、一日を引きこもり生活で無駄に過ごしてしまいました。

トイレへ行くのも抜き足差し足で!
副食の作り置きもなるべく音を立てないよう神経を使うアホらしさ!
静かな生活を心掛けているのではなく、自分の気配を、行動を、義母に感知されたくないのです。
今、何をしてるか知られたくないのです。









なぜそんな気持ちになるかはわかりません。
けど、同居してる方ならわかる方も多いと思います。

テレビの音が漏れることで「暇にまかせてテレビを見てる」
トイレから漏れる音で「トイレットペーパーを使いすぎ」「水を流しすぎ」
コーヒーの香りが廊下に漂って「三食昼寝付きの優雅な生活」

今までの経験がこんな感情でまとわりついて自由に行動できないのです。
あげればきりがないけど、やることなすこと神経を使ってるのです。

忍者のような生活の昨日、お昼時になって義母がいないんじゃないかと思い始めました。
あんなにドタバタ生活音のうるさい人なのに気配がありませんでした。
もしかして出掛けた?
恐る恐る廊下の様子をうかがったり、義母の部屋の前で耳を澄ましたり。

油断は禁物です。
いないと思って気を抜いたら目の前に現れたなんて事はしょっちゅうですから。
結果論ですが、いつ出掛けたのか、私は気付かないまま一日を過ごしてしまいました。
確信したのは午後七時前です。

慌ててお風呂の準備をし、いざ入浴、義母が帰ってくる前に入ってしまわなくては!
時間短縮のために私はボロキッチンの部屋で衣類を脱ぎました。脱衣所でごそごそせずに風呂場へダッシュです。

廊下へ出ようと扉を勢いよく開けた瞬間、玄関の鍵を開けようとするガチャガチャ音が聞こえました。
とっさに部屋へ引っ込んだ私です。猛烈に寒かったです!

当たり前ですよね、この真冬に暖房も入れず素っ裸なんですから。
脱ぎ捨てたと同時に冷たくなった衣類をまた着るもの寒さとの戦いでした。
冷えた体を首までコタツに潜らせてガタガタと震えながら、義母がやかましく上がり込む音を聞いていました。

バカじゃん!
アホくさ!!
こんな生活もう嫌だ!!!

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