大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
たわいもないことでマザオと言い争いになりました。
お店の売り上げがはかばかしくありません。お金がないと、普段はなんでもないことで喧嘩になったりもするんです。
お店の片付け中に始まった言い争いは、帰宅してからも終ることなく続き、お互い自分の主張を声を張り上げてのバトル。
こんなこと、いつもです。いつもの夫婦喧嘩。
ただ、自宅でこの時間帯に激しく言い争うことはあまりないかも。
犬も食わぬ夫婦喧嘩を食いたがる人がいるからです。
出たよ!
マザオの応援団!!
「大きな声出してー。どうしたの?」
部屋の前から負けじと大きな声を掛ける義母。
しらじらしい。だから嫌!!
どうしたもこうしたもありません!
「アンタのカワイイ息子が能無し経営者だから叱ってるところなの」とは言えない。急に黙りこくって固まった私。
いきなり部屋のドアをあけたマザオ。
「うるさいなー、カンケーねえだろ。いちいち首突っ込むな!」
怒りにまかせて怒鳴りました。
言い争いの中に、義母の金遣いの荒さや節約しようという心がけが微塵もないという私の常々の不満も爆発していたからですかね。
せっかくの応援も退陣を余儀なくされた義母。
その後、鬼嫁の剣幕で、広告の裏に「部外者介入禁止」と書かされたマザオ。
それを私が自室のドアに貼ってやりました。
いつも朝から、どうでもいい連絡や、結果は自分の考えを押し通す形式相談や、それ今言う?話を、しにくる義母。
今朝はすこぶる静か。
ざまあみろ!!
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