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大きな家のボロキッチン

別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?

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義母のお節介に腹を立てながら、センター試験解答の新聞を引き裂いて、丸めて、生ゴミ入れの奥底へ突っ込んだ時も激しい動悸がして自分ではどうにも出来ませんでした。

足切りにはならないだろうから死ぬ気で二次試験に挑んだらどうか、それが予備校講師の意見でした。でも、出願した併願私大はたったの一校で、ここに合格しなければ二浪を覚悟しなければなりませんでした。

当の本人はあまりのことに放心状態で、「受かる気がしない」とつぶやくばかり。
私も同感でした。











それでも数日後には立ち直ったかのように見えた長男、あっさり出願先を変更しました。

え、そこ?
私の方が未練を断ち切れず、あれこれ大学名を出して提案しましたが、確実に合格できるだろうところに出願するときっぱりと断られたのです。

息子なりに考えた末の結論だったと思うのですが、私はどうしても「お金がないから選択肢を狭めてる」という考えになってしまい、やり場のない気持ちを持て余しました。
能力や努力の前に環境が最悪..。

悶々とした期間が過ぎた二月某日、その私大の合格発表に息子の受験番号がありました。

もう国立でなくていいよ!
翌日には下宿先を決めに東京行きの新幹線に乗ってました。
全財産を握りしめて。

あの時、勇気を振り絞って第一志望を受けていたら合格がもらえたかもしれない。
私の中ではいつまでもくすぶっています。たとえ、終わりよければすべて良しであったとしても。

息子は頑張って企業からの奨学金を頂くことができたので、私たち親の負担は少なくて済みました。それでも三百万あまりの奨学金を返済中です。

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