大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
ばったりと懐かしい友人に会いました。
何年も疎遠になってる友人です。
ボロキッチンが出来た当初、完全同居の友人はとても羨ましがっていました。この人もサラリーマン家庭から商売屋へ嫁いで来て辛酸をなめてます。
でもこの友人の家はかなり裕福です。
同居してるからこそ金銭的には余裕があります。それに義父母が孫へ残すといって貯金をしていて、さらにはなにかと援助があるようでした。
うちとは大違いです。
友人はボロキッチンが出来てからうちへ立ち寄ったことがあります。
おおよその事情は飲み込んでいるので用が済んですぐに帰ろうとしたのを私が引き止めました。
ボロキッチンが出来ているのだからお茶を飲むのも自由です。
心のどこかに息をひそめてる自分も混在していたのですが、店へ行く前にお茶を一杯出したところでどうこう言われる筋合いはないと虚勢を張る自分もいたんですね。
それくらいボロキッチンの完成が嬉しかったんです。
狭くて小さくて安物の部屋の片隅にくくりつけられた「流し」ではありましたが。
友人も「じゃあ、ちょっとだけ」と玄関でない掃き出し窓からあがってきました。
小学生の秘密基地ごっこの感覚です。
インスタントコーヒーをどこかの景品でもらったマグカップにいれてふたりでクスクス笑ったことをなぜか覚えています。
「そろそろ帰るね、仕事行くでしょ?」
時間はまだ少しあったけど、友人が気を使って言ってくれたのを機に立ち上がりました。滞在時間わずか数十分だったと思います。
部屋へ入って来た所と同じ掃き出し窓で靴を履いてる時、義母がやってきました。
「あら!お店は!?」
そんなに大袈裟に聞く事ですか。まだ早いし、お客様は、今帰るところですけどね!
私への訪問者はいつもこの手でやられた!
そのうち誰も来なくなりました。
だから、仕返ししてやった!
仕返しの話は次回にします。
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この記事へのコメント
無題
Re:無題
いつも、ありがとうございます。
たいした反撃にはなってないのですが、義母にはこの一件は相当堪えたみたいです。(笑)
無題
同じく、反撃談話を楽しみにしてます。
Re:無題
同居していても、どんどん人が集まる家もありますよね。
自分が悪いのかなあと思った時期もあったけど、自分自身が落ち着いて楽しめないのだから来客はもっと居心地が悪いのでしょうね。
同居ってほんとこんなところにも苦労が..(笑)