大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
幼かった長男は投げ込まれたおもちゃの意味したところがわからなかったようでした。
ベッドの上にもいくつかのおもちゃが投げ置かれていましたが、それを使って遊び出しました。
堪えきれずに嗚咽が漏れました。
涙がとまりませんでした。
小姑がヒステリーを起こしたようでした。
あの頃は特に、わけもなく怒り出すと手が付けられないときがあった小姑です。
結婚出来ない焦りなのか、普通に就職出来ずに家の仕事をする形で年中家の中にいたせいか、独裁者のような振る舞いでした。
義母でさえ娘(小姑)の言いなりで、みんな腫れ物に触れるような扱いでした。
行くあても無いのに、家を出るための支度をしようとバッグを取り出して片っ端から詰めはじめました。
けれど、途中で人の気配がして怖くて廊下へ出られません。
しばらく長男を抱きしめていたら二人とも寝てしまい、気がついたら夕方でした。
夕飯の準備もしなければいけないのに、洗濯物も取り寄せてないし...。
こんな状況でもまだ家政婦業をまっとうしようとするバカな私はうろたえ、またもや動悸で胸が苦しくなったのでした。
途方に暮れつつも、廊下の気配が静かです。持てるだけの荷物を持って子供をおぶってそっと外へ出ました。
本当はもう一度荷物を取りに行きたかったけど、もし鉢合わせしたらと思うと足がすくんで動けませんでした。とりあえずは車の中へ避難出来たわけですからそのまま出発することにしました。
子供をおぶったまま運転して、ここなら会う事も無いだろうという場所まで行ってからおぶい紐を外しました。事故にでも遭ったら取り返しがつかないのに、なにもかもが母親失格です。
実父は余命宣告を受けていて闘病生活を送っていました。当時は実家も大変な状況だったんです。私の帰る場所はありませんでした。
行く当てもなく、ぐるぐるぐるぐる行っては返し、走り続けました。
少し遠いスーパーの駐車場の片隅でまた泣きました。
すみません。
途中ですが、出勤時間ですので行ってきます。
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この記事へのコメント
無題
うーさん、その頃の自分をうんとほめてあげてください。
健気でかわいく優しい(今はそれに強かさも兼ね備えた素敵なうーさんですが)あの頃のうーさん自身をね♪
Re:無題
ありがとうございます。
誉めてあげたいけど?、本音は「バーカ!」と言いたいくらいです。(笑)
だってせっかくの義実家と別れのチャンスをみすみす逃したのかもしれませんもの。
これから汚名返上で頑張ります。
無題
Re:無題
ありがとうございます。
本当に、どうしてこんな思いを,,,、何度考えた事でしょう!
でも、残りの人生が薔薇色になるようガンバリます!^^
嫁さんをそこまで追い込むか?マザオ?
みんなに対してニコニコ良い子ちゃんで居たいとの小さい器がうーさんを不幸にしたのですわ。
あらゆることに神経を張り巡らせ、対処策を先取りして実行してうーさんを庇い、オババ・小姑と対峙することを見ないふりして姑息に逃げ回っているマザオが一番悪いのではないでしょうか?
反撃はオババだけではなく、うーさんからマザオに大してもしてもらわねば読んでいるこっちのムカッ腹が収まりませんわ。
玉無し野郎ですな、マザオは!!
一家を構える資格無しです。
うーさんも子供も可哀想過ぎますよ。
”やさしい人”って厳しさや強さをも同時に持ち合わせた人に対してだけ言えるんじゃないのかと思いました。
ニコちゃん志望者なんて”やさいいフリ”だけの卑怯者ではないでしょうかな?
Re:嫁さんをそこまで追い込むか?マザオ?
ハハハ、そうですか?
そういう旦那さんばかりなら熟年離婚も嫁姑問題もなくなりますね、きっと。