大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
毎日朝から晩まで働き倒して、夫婦二人で月給十五万円。
でも、事務員小姑に言わせると年収五百万円の生活をさせてるというのです。
だとしたら、あんなにがむしゃらにバイトをしなくても普通の生活ができたと思います。
それに私たちの生活に五百万もかかるというなら、追い出してくれればよかったのに。いなくなれば毎年五百万残るんですよね?
何より、年収五百万でボロキッチンのある部屋ひとつの生活!!
小姑が嫁にでて、これからどんな変化があるんだろうか!
わくわくせずにはいられませんでした。
まさかの展開が待っていたのですけど。
人から見るとどうして甘んじてたの?
どうして逃げなかったの?
今思えば、気が強い私でも不思議なんですけど、渦中にいると出来ないんですよ。
そしてありえない体験を積み重ねました。

にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
PR
時間もないお金もない、あまりの多忙さで考える暇もない、それが過去の私でした。
実家が裕福だったら、裕福でなくとも普通だったら、逃げ帰る選択もあったかもしれません。
実父が余命宣告された中、パートの母親が家計を支え看病の負担まで抱え込む実家に逃げる選択はありませんでした。
サラリーマン家庭で普通に育ってきた私は、ついに心が壊れ始めました。
自分の考えなんかなかったように思います。
毎日が苦しくて、泣いてる暇なんかなくて、
それでもベッドに入ると涙が出て、朝日が昇る前に目が覚めて、
また始まる一日に恐怖を覚えてなかなか布団から抜け出せず、
最後は泣きながら、まだ一つしかなかった台所へ涙を拭って立つ日が続きました。
思い出すだけで動悸がします。
ここまで書いて、
今はなんて平和で恵まれた生活なんでしょう!
普通の生活がこんなにも楽しいことを思い出しました。
仕事先ではお決まりの愚痴が飛び交っていますけど、こんな経験をした私にとって天国です。
少しずつ、過去の経験をここへ記録していこうかと思います。

にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村