大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
表面上は、多少ぎこちなさが残っていつつも普段の様子に戻ったかのようです。
この数日間、暴飲暴食に走ったせいで胃が重苦しいです。
ずっと昔の過食症となった若い頃と違って、体も労わってやらないとすぐにガタついて反動で痛い目に遭いますね。
あの頃のような押し入れに隠したお菓子やパンを鷲掴みで口に詰め込むような異常さはなくても、泣きながら食べ続ける私は拒食にはならないんだなと変なところで冷静な自分がいて、可笑しく思いました。
ここしばらくは自分の未来がどうなるか、どうしたいのか、考え、模索し、夢を描いてはため息をつき嘆くばかりでしたが、結局はどうにもならず、またどうにも出来ないというなんとも悲しい結論しか出てきませんでした。
明日のことなんて誰にもわからないのに。
ふっと、あの一言を思い出しました。
「保険金とこの家、どうするつもり?」
私はまだ二十代、長男が赤ちゃんの頃です。
名ばかり社長のマザオの保険が掛け替えられました。
子供も生まれたことだし経営者用の良い保険があるからどうか?と言って、義父母の知人が保険を勧めてきたのです。結婚前から掛けていた積み立て型の保険を土台に掛け替えがなされました。
名ばかりとはいえ社長という肩書きが優位になる保険が、当時はあったようです。
これについて私に相談があるわけもなく、当然に事後報告でした。
保険の性質上、契約者は会社である店です。
掛け金も会社である店の通帳から引き落とされていました。
だからでしょうか。
ある日、突然、小姑に言われたのです。
面喰らう、こんな言葉が妥当かもしれません。
掛け金払ってるのは店の売り上げからなんだから、保険金あてにするなってことですか?
あまりのことに義母へ事の顛末を話したのです。
あまりにも辛いと。
「悪気はないと思うし、普通はそう思うもの!」
小姑の考えは至極普通だと?
「家族だからざっくばらんに聞いただけでは?」というとんでもない答えが返ってきました。
この親にしてあの娘あり...
相談もなしにかけられたこの保険、一定期間を過ぎると掛け金が倍増する仕組みでした。
そうです、経理が私の手に渡って二年後から。
随分とこの保険の掛け金に苦しめられました。何度もやめてしまえ!と思ったものです。
ですが、意地でした。
生命保険でありながら生前に年金分割のような受け渡し制度も利用できるのです。
あんなことを言われながらも、後半の高い掛け金は自分たちが必死で工面してきたのだから旨味を享受できるまでは!と踏ん張ってきました。
結果はご存知の通り、店を畳むにあたり最後の最後で掛け金を工面できず受け取り保険金額を大幅に減らしました。そして、ぎりぎりまで保険金を担保に借り入れをおこして、今現在一円の返済もしていません。満期時に相殺される予定です。
ばかばかしいったらありません。
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この記事へのコメント
無題
Re:無題
好き放題にできたらいいんですけどね...
顔を合わせたくないのが一番の優先事項なので困りものです。^^