大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
今月の25日は日曜日です。
引き落としが翌日になるためにギリギリまで入金しないつもりで、通帳に記載されている残高は情けない数字のはずです。
記帳するのも面倒臭い、というより現実逃避です。
恐ろしい利息を考えたら、一日でももったいないので月曜日の朝に入金するつもりでした。遅番の出勤で午前中に銀行を回れば引き落としには間に合うのです。
そのお金どうやって用意するのかといえば、またしてもカードローンです。
すでに先が見え始めています。限度額いっぱいまで借り入れたカードが二枚...
大丈夫かな、いいえ大丈夫、一番最初にあれこれ計算しての想定内です。
だけど、肝心の話がちっとも舞い込んできません。それどころか、今日は帰宅したら督促状が三通も届いていました。
一枚は固定資産税の第3期分です。
もうこれは到底無理な金額ですからとうに連絡済みです。役所からは督促状が行ってしまいますが無視してくださって結構ですと配慮していただき、ありがたく分納させてもらってます。
前以て事情説明と今後の支払い計画を連絡すれば、手を打ってくれるんですよね。
わざわざ連絡していただいてありがとうございますと御礼まで言われてしまいました。
でも、この時は第3期までこんな状態だなんて考えも及ばず、近いうちになんとかなるものだと軽く考えていました。
あとのニ通は取るに足らない少額の督促状です。
こんな数千円のものまで引き落とす事が出来ずに督促なんて、何とも言えない気持ちです。
常に通帳の残高は数千円どころか数百円なんだから当たり前ですよね。
慣れって怖いです。店をやめる前から督促状は多々ありました。
それでも日銭が入る商売は遅れ遅れながらも支払いは出来ていました。少しずつ雪だるま方式で大きくなる借金にうろたえてたのは私だけです。なんとかなる精神と借金あってなんぼ!みたいな浅はかな根性が義母に染み付いていたので、何度説明しても店を畳む事になかなかウンと言いませんでした。いつも督促状が届いているのに知らん顔でした。
私もそのうち「またか」と慣れてきてしまっていたのです。
おそそしいことです、これが借金体質と言わずしてなんなのでしょう。
今月はお給料も二日ばかり早く振り込まれました。
年末年始の手当もあり、この会社に入ってから最高額でした。って入社数ヶ月ですが。(笑)
何年も貯めた商店街のスタンプを換金したものがやっと現金になります、その額5万円。
日常の生活費は慎ましく、ケチケチ生活なので思った以上に少額で納まっています。
借金だけが膨大になっていく恐怖はありますが、もう少し、もう少しだけ待ってみたいと思います。
内心は本当に大丈夫か!?なんですけど。
だんだん麻痺してる自分もちょっと怖いです。
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