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大きな家のボロキッチン

別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?

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知人のご近所で同居解消があったようです。
まだ新しい二世帯住宅の若夫婦が出て行ったようで、残された親世帯がこの先のローンや部屋の管理に頭を悩ませているのだとか。

私自身、今のこの家が完全二世帯住宅だったら!と何度思ったことでしょうか。
ボロキッチンができた時は、台所があるだけでもバラ色に感じていましたけど、やっぱり風呂とトイレの不便は毎日のことですからね。











この家を建てた時期、すでに二世帯住宅は存在していました。
二世帯住宅にするかなんて検討すらされないまま、小姑もいた大所帯なのに完全同居の家を建てられてしまいました。

最初のうちは、二世帯住宅にしてしまったら皆がいなくなった時の管理が大変だとか、増えるであろう住宅ローンを押し付けられるとか、デメリットを上げては自分を納得させるしかありませんでした。

現実は、そのうち体も心も悲鳴をあげてしまい、実家の援助でボロキッチンができて今の状態へと変わっていきました。小さくて安普請なボロキッチンですでに二十年まであと何年?という月日が経とうとしています。

アパートだってリフォームするでしょうに、ずっとずっと同じステンレスの小さな流しと調理台、分厚い昔ながらのガスコンロ...

いつか憧れのキッチンに立つ日を夢見ていた三十代、いつの間にか諦めも通り越してただひたすら自由の来る日を待ち続けた四十代、借金返済に追われ気が付いたら五十過ぎです。

なんだったんだろう、私の人生って。虚しすぎます。
見ず知らずの人だけど、出て行った若夫婦が眩しすぎます。

でもきっと世間の人は、老親を置いて出て行ったと悪く言うんでしょうね。

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