大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
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早いもので今年もあと二十日あまりです。
年を追うごとに時間の経過が早くなるのは、新しい経験が減っていくからだとか?
見知らぬ土地へ出掛けた時の帰り道が早く感じるのは、これと同じで脳が経験値としてある程度記憶しているからだと聞いたことがあります。
だからですか?
やっと解放されたと思った「年末年始の嫁」の季節は瞬く間に次がやってきます。
年末年始だけじゃないですけどね。
月一でなにかしらあったあの地獄の日々を思い出します。
同じ年頃なのに、
娘は実家でのんびりお正月を満喫、嫁は里帰りもなく徹夜で働く!
そんなバカげたことがまかり通ってたお正月が大嫌いでした。
商売屋の嫁は店も自宅も元旦から大忙しです。
大晦日は徹夜で支度に追われました。
「適当でいいから早く寝ないと」「座ってお茶でも飲んだら」と見せ掛けだけの思いやりの言葉掛けもありましたが、それは自分たちだけがのんびり年越しをするのにほんのちょっぴり気兼ねがあっただけだと思います。
本当に「適当に」済ませたら後始末は誰がするのでしょうね?
時間に追われ、やらなければならないことが山のようにあるのにお茶なんか飲んでる暇は私にはありませんでした。
おせちにああでもないこうでもないとケチをつけられ、人が集まった席で好みの料理がないだの少ないだのとまるで私が手を抜いたと言わんばかりにチクチク言われました。
ある年には、雑煮の中に毎年豆腐を入れてたのに今年は入ってないと騒ぎ出したこともありました。
今まで雑煮に豆腐を入れた事など一度もないのにです!
これには小姑らも「うちのお雑煮には豆腐なんか入っていない」と言ってくれたのですが、義母の頭の中は豆腐一色だったみたいです。
なんにも準備しないくせに文句ばっかり言うな!!
それに義母の兄弟姉妹たちまでが連日押し寄せ、お茶だけでなく夕飯まで食べてく事が度々ありました。正月営業で店は猫の手も借りたいほどなのに、店の仕事の隙間を縫ってわずかな時間に自宅へ帰ればお接待が待っていました。
子供達がいたので帰らないわけにはいかず、自宅へ戻ればこの始末で本当にクタクタでした。お思い出したくもないのに思い出してしまう悲しい季節がまためぐって来ました。
時の流れといろいろなことが重なって、今、私はお正月完全無視を貫いてます。
ボロキッチンではそれなりのささやかなお正月を楽しんではいるのですけど、なんかね、落ち着かないというか..うまく言えないけど気兼ねがあったりするんですよね。
今年の暮れ、息子達は帰省するのでしょうか。
まだ予定を聞いていません。
長男が卒業を控えたお正月に義母がお年玉をくれました。
遠慮した長男に義母は言いました。
「ばあばの楽しみだから30才になっても40才になってもあげるよ。」
翌年、手土産を持って帰省した長男に向かって義母が発した言葉。
ばあばにお年玉ちょうだい!
冗談でも許せない私です。

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息子がそろそろ適齢期です。
といっても、今の適齢期がどのくらいの年齢なのか微妙なところですが。
なので、友人の中には姑になった人もいます。
たまたま、立て続けに話を聞く機会があって、これまでとは別の立ち位置から視線を書いてみたいと思います。
少し前に女の子のお母さんから、「娘が授かり婚で本当のおばあちゃんになる」と聞きました。
今は「出来ちゃった結婚」でなくて「おめでた婚」とか「授かり婚」というらしいですね。
で、旦那様になるお相手のお給料が少な過ぎて赤ちゃんが生まれるのに生活出来ないというのです。
出て来たセリフが「甲斐性なし」でした。
甲斐性なしねえ...
その言葉はグサリと胸に突き刺さりました。
どれくらいのお給料かまでは聞きませんでしたけど、正社員で働いているらしいので同年代とさほど変わらないと思うのです。
要するに、子供が生まれたら働けないのだから妻子が安心して暮らせるくらい稼いで来いということなんだと思います。
もう一人は娘さんが共働きなのに家事のほとんどを負担していて可哀想、一緒に暮らす意味がないとまで言いきりました。
私には息子しかいないので、娘を嫁に出す側の気持ちは想像の域を超える事はありません。
なんだか、嫁姑よりも親同士の付き合いの方が大変かも。
その一方で、友人の一人は、息子が結婚して半年経つけどお嫁さんが家に来たことがないという人もいました。
新婚旅行のお土産も息子一人で届けに来たとか。えー!?って思わず言っちゃいました。
そうかと思えば、お正月に親戚中が集まってる中で長居させられて辛かったとお嫁さんに文句を言われた息子からその事を聞かされた友人もいました。友人が言うには台所仕事もなにもやらせてないのに言われて辛いと。
状況を見たわけでも、双方の話を聞いたわけでもないので、私には話を聞いてあげる事しか出来なかったけれど、あまりにも切ない話ではないですか。
受け止め方で全然変わっちゃうんですよね。
まだまだあるけど
誰一人、同居してる家はないという現実!

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