大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
住んでいる家と生活の糧を得るための店を相続したのだから、残りは不動産を相続しなかった人で。
そういうことなら借金も痛み分けでしょ。
もしくは借金を返済した残りだったら文句はありません。
いつの世もそうでしょうけど、嫁が相続問題に口を挟んだら面倒なことになるのです。
黙って聞いていました。
というより、話も聞きたくない私は部屋にこもっていたのです。
一緒に話し合いに入ってくれないと困る、そう言われて出て行かざるを得なくなりました。
人を呼びつけておいて、話は決まっているのです。
それでいいです、賛成ですと、私の言質を取っておきたいだけでしょう。
息子の解約した学資保険の弁済と今後のお寺関係で必要であろうお金を受け取ったこともあり、もういいや、そんな気持ちもあったことは事実です。
私たちには一円もないの!?
言えるわけありません。
その夜、
根こそぎ持ってかれたけど、後々のことを考えたら後から文句を言わせないためにも良かったと思うことにしよう、そんな話をしました。
後々のこととは、今の賃貸生活です。
リーマンショックに始まって底のない不景気に喘いできた私たちの目論見は見事に外れました。
賃貸生活で時間も家計もゆとりの生活、夢見たマンションライフは本当に夢で終わりそうな気がします。
この時、裸一貫といってもいいくらいに身ぐるみ剥がされたマザオと私に、義母の散財癖のツケが重くのしかかるなど思いもよらないことでした。
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