大きな家のボロキッチン
別居だったはずなのに! ある日突然の「壁紙選んでね」という義母の言葉に呆然、あれよあれよという間に同居のための改装終了。 卯年生まれの私も義母が雑事から解放された年齢になりました。うさぎが茨の道を脱出できる日はいつ?
なんとなく深みがないような、あっさりというには旨味が今一つ感じられない今夜のおでんでした。作ったマザオ本人が薄味すぎたかなと首をかしげてましたが、薄味というよりお出汁がうまく取れてない感じです。
まあ、水茹でおでんを作る義母より全然美味しくできてますから、特に文句もありません。
ですが、出来にこだわってか、いつまでも出汁についてああだこうだと言っているので、私なりの意見を言いました。
煮物って温度が下がる時に味が染み込むもので、夕方から作ったのでは時間が足りなかったんじゃないの?とか、昆布はどうしたの?とか、牛すじや鶏皮、蛸などを入れると違うよとか...。
最初はふんふんと頷きながらも、引きずって話題を止めなかったのはマザオです。
なのに途中でいきなり拗ねだしました。
もう面倒くさい!
別に文句を言ったわけでもなく、作った本人がいろいろ言うから感想を述べただけで嫌味のつもりなんか毛頭ありません。
美味しくないなんて一言も言ってないのに、頑張って作ったのに!って。
家の中でお世辞なんて言うわけないし、何よりマザオ本人が今一つと感じたからいろいろ言ってきたわけで、それに対して私は思ってることを言っただけです。
こんなことで拗ねられてもね、
私なんか、義母や小姑から「おかずが足りない」とか文句オンパレードでしたけど!
そうそう、「栄養失調になる」って言われたこともありました。
こっちも逆ギレで過去の数々を羅列した途端、「ごめん」と全面降伏したマザオです。
当たり前です、今夜の食事だって「栄養失調メニュー」より劣ると密かに思ってる私です。
義母たちの散々な言動もこんなところで役立って?ます。
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